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【名古屋市長選】

河村氏、市議団と協議 民主推薦決定は来週以降か

2009年3月6日

 4月の名古屋市長選に出馬を表明している民主党の河村たかし衆院議員(60)=愛知1区=は5日、市議団と政策協議した。結論までは「あと2、3回協議が必要」(市議)との声もあり、党の推薦決定が来週以降に延びる可能性もある。

 協議は小沢一郎代表が河村氏に求めていた。河村氏は近く、「市議団と意見交換し、結論を出す」「党が決めた愛知1区の候補者を全力で応援する」ことを盛り込んだ誓約書を小沢代表に手渡す。

 出席者によると、この日の協議には県連幹部も立ち会い、河村氏が掲げる主な2つの施策「市民税カット」「中学校単位のボランティア議会の創設」を議論した。市議団は早期の導入は問題が多いと指摘、河村氏は「理念は曲げられない」と強調した。

 協議後、河村氏は「誤解も多いようだが、ボランティア議会ができたら、老人会や区政協力委員は今より仕事が増える。十分な議論を重ねたい」、市議の1人は「減税して財源をどうするのかなど、問題点も多い。しかし理念を降ろせとまでは言えないかも」と、本紙に語った。

 河村氏は、近く立ち上げる税制や地方自治などの専門家による政策集団でも、実現性や具体的な進め方を議論する。市議団の内部にも、両施策に対する理解に温度差があり、協議の結論が出るまでに、なお時間や曲折を要する可能性がある。

 

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