ボクシングのWBA世界バンタム級王者・亀田興毅(24)=亀田=のV2戦の相手に、世界4階級制覇で現WBO世界スーパーバンタム級王者ホルヘ・アルセ(メキシコ)が浮上した。7日に初防衛を果たした興毅は8日、大阪市内のホテルで会見を行い、アルセとの対戦の可能性を示唆。V2戦は今秋にも予定しており、対戦が実現すれば、世界4階級制覇者と3階級制覇者によるビッグマッチとなる。
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世界戦初のKO勝利から一夜明け、興毅が早くも次戦について言及した。対戦候補の一人としてアルセの名を挙げた。アルセはこの日、米ラスベガスでWBO世界Sバンタム級王座を獲得し、世界4階級制覇を達成した。実現すれば、複数階級を制覇した王者同士のビッグマッチとなる。
アルセはライトフライ級、フライ級、スーパーフライ級を制し、バンタム級を飛ばしてSバンタム級王座を獲得した。興毅は自身が保持するWBA世界バンタム級タイトル戦の挑戦者としてアルセを迎える計画で、アルセは自身の王座を保持したまま5階級制覇をかけてリングに上がる。
アルセ陣営とのパイプはある。初防衛戦の相手としてアルセが候補に挙がり、交渉をした。だが交渉がまとまる前にアルセのWBOタイトル戦が決まったため、候補から外れた。ただアルセ陣営は興毅との対戦に前向きだったため再度、交渉の余地はあり、対戦が実現する可能性は十分ある。
「アルセとやりたい。メキシコでもアメリカでも名前がある選手やし。ほんまは初防衛戦でやりたかった相手。うまく交渉すれば出来ない相手じゃない。時期は秋か年末かな」。早ければ今月下旬にも本格的な交渉に入る。
地元大阪での凱旋試合を最高の形で飾り、1週間、休養に充てる。来週早々にもV2戦に向けて始動する予定だ。「しばらくはバンタム級でやっていく。もっと練習してバンタム級で通用するような体をつくりたい」。今秋のビッグマッチに備え、まずは肉体改造に取り組む。
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