事件【東日本大震災】活発な地震「長く続く」 地盤に働く力が変化2011.4.12 19:39

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【東日本大震災】
活発な地震「長く続く」 地盤に働く力が変化

2011.4.12 19:39

 東日本大震災の震源域や周辺で続く活発な地震活動は衰える気配が見えない。12日は長野県北部でマグニチュード(M)5・6、千葉県東方沖でM6・4、福島県浜通りでM6・3の地震が立て続けに発生。気象庁や専門家は「活動の高い状態は長く続く」との見方で一致している。

 規模の大きな地震が各地で頻発しているのは、東日本の地盤に働く力が大きく変わったためだ。この地域は、日本列島が押される力で起きる「逆断層」型の地震が多かったが、震災以降は東西方向に引っ張られる「正断層」型が増えた。

 名古屋大の山岡耕春教授は「現在は余震域南側の福島から茨城、房総沖にかけての活動が特に活発だ」と指摘。特に注意が必要な今後の地震として(1)内陸部の直下型地震(2)海溝寄りで発生して津波を起こす地震-などを挙げ、「房総沖や首都圏直下の地震にも警戒が必要だ」と話す。

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