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【プロ野球】

佑 左脇腹に痛み 抹消へ ソフト戦10球で降板

2011年5月9日 紙面から

◇ソフトバンク4−2日本ハム

 スーパールーキーをアクシデントが襲った。プロ4度目の先発マウンドに立った日本ハムの斎藤は1回を投げきった後、左脇腹に痛みを訴えて緊急降板。わずか10球。2回から多田野の救援を仰いだ。9日に登録を抹消し、病院で診察を受ける予定。1軍に同行しながら、回復を待ち復帰を目指していく。

 3戦2勝と順調なスタートを切った右腕に異変が生じた。斎藤によると、左脇腹に違和感が生じたのは登板前のブルペンで最後の1球を投げた時だという。そのままマウンドに上がり、1回を3者凡退に仕留めたが、イニングの合間に吉井投手コーチに痛みがあることを申し出て、この回限りで降板。アイシングで応急処置を受けた。

 脇腹の痛みは初めてという斎藤は「100%の力で投げきれずに点を取られても迷惑をかけるので、その前にと思った。めちゃめちゃ激痛とかではなく、違和感という感じ」と説明。早大時代は故障で離脱したことが一度もなかっただけに斎藤は「登板を1回外れることになって、申し訳ない気持ちです」とうなだれた。

 梨田監督は「脇腹なので、次の登板(予定日)はあり得ない。一度外して、ファームで一度投げてもらう」と話し、登録を抹消した上で、2軍での調整登板を経て1軍に復帰させる考えを明かした。9日に病院で精密検査を受けるが、球団関係者によると軽度の筋挫傷の可能性が高いという。昨季、同じような故障を発症したケッペルは約2週間で2軍戦で復帰したが、脇腹の故障は投手にとっては予断を許さない。今月中にファームで実戦復帰することを目指していくことになりそうだ。 (臼杵秀之)

 

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