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放送内容


5月9日(月)

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メインテーマわたしって買い物依存!?
【番組冒頭】観光の明日を占う 大型連休


出演者

<わたしって買い物依存!?>
専門家ゲスト:信田さよ子さん(原宿カウンセリングセンター所長 臨床心理士)、衿野未矢さん(作家)
ゲスト:水道橋博士さん、平山あやさん 
リポーター:中谷文彦アナウンサー

<【番組冒頭】観光の明日を占う 大型連休>
リポーター:小林孝司アナウンサー

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いまやお店だけでなく、インターネットなどさまざまな手段で買い物ができるようになりました。
そんな中、特に女性の間で増えているのが『買い物依存』。あさイチでは「買い物依存」についてアンケートを行ったところ、およそ4200人から回答が寄せられ、関心の高さが伺えました。なかでも注目すべき点は「あなたは自分自身が買い物依存だと思ったことはありますか?」の問いに43パーセントが「YES」と答えたことです。
また、「毎月のクレジットカードの請求がこわい」「買い物ができないとイライラする」「日常生活に支障が出ている」といった悩みや相談も数多く寄せられました。さらに最も多かったのが、「どこからが買い物依存?」という質問でした。
番組では、なぜ女性が買い物にはまるのか、なぜなかなか抜け出せないのか、その心理に迫るとともに、臨床心理士の監修のもと、買い物依存のチェックリストを作成。買い物依存は自覚するのが大切だということを伝えました。また、回復した事例を取材し、苦しみながらも立ち直っていく過程を紹介しました。

スタジオに出演した専門家

原宿カウンセリングセンター所長 臨床心理士 信田さよ子さん

原宿カウンセリングセンター
電話:03-5469-0006
ファックス:03-5469-0013
ホームページ:http://www.hcc-web.co.jp/

作家 衿野未矢さん

ホームページ:http://www.erino.jp/

買い物依存の心の動き

番組では、専門家の間でいわれる一般的な買い物依存の心の動きを紹介しました。

【買い物依存 心の動き】
(1)週に数回、買い物衝動が起きる
(2)買い物すると気分が高揚する
(3)買った後に興味がなくなる
(4)なぜ買ったのか・・・と落ちこむ

買い物依存チェックリスト

番組では臨床心理士の監修のもと、セルフチェックのために「買い物依存チェックリスト」を紹介しました。
チェック項目が3つ以上⇒要注意、1~2つ⇒依存予備軍、0⇒問題なし

【買い物依存 チェックリスト】
(1)今日だけはやめようと思ってもつい買ってしまう
(2)買い物にうしろめたさを感じたことがある
(3)買い物を控えるよう言われたことがある
(4)買い物についてうそをついたことがある
(5)仕事・家事・育児に影響が出たことがある

 ネットでの買い物依存の事例

番組では、作家の衿野さんが取材したネットでの買い物依存の事例も紹介しました。

(1)30代の専業主婦。出産をきっかけに、少しでも安く子ども服やベビーグッズを手に入れようとネット通販を始める。しかし節約のつもりが、いつしか自分の洋服や靴を買うように。家事が一区切りすると自分へのご褒美として買ってしまう。金額を考えずに購入したため、現在は借金が100万円に・・・。


(2)40代の主婦。家にいながら全国の物産が手に入る「お取り寄せ」に夢中。食べきれなくなってある日、会社で品物を配ったところ上司や同僚に大絶賛。以来、褒められる快感を味わうために金額を考えずにどんどんお取り寄せをしてエスカレートしてゆく・・・。

買い物依存から回復するには

買い物依存そのものには確立された治療法はありませんが、回復には大きく2つの方法があります。
1つが『行動療法』といい、買ってしまう店に近づかない、または財布やカードを持ち歩かないという方法です。もう1つは「背景を探る」ことです。買い物に依存してしまう背景には夫婦や親子、そして友人関係などの問題があるようです。買い物依存に苦しむ方が身近にいる場合は、その背景を探り、本人に「自分は買い物依存だ」と自覚させることが大切です。
必要ならば、カウンセラーなどに相談するのも一つの方法です。しかし重度の依存の場合は、うつ病などを抱えている場合もあります。その場合は専門医の指示を仰いでください。
また買い物依存に悩む方々で組織されたグループもあります。ホームページにはアドバイスものせられています。またお悩みもホームページにて受け付けています。

買い物依存 自助グループ

DA Japan
ホームページ:http://members3.jcom.home.ne.jp/mou-kawanai/

番組冒頭観光の明日を占う 大型連休

東日本大震災後、日本全国に広がった“自粛ムード”。各観光地ではキャンセルが相次ぐなど経営に深刻な影響が出始めていました。かき入れ時である大型連休を迎え、観光業界はどのようにこのピンチを乗り切ろうとしたのでしょうか。また、その結果、観光客は戻ってきたのでしょうか。番組では以前取り上げた銚子、大洗、さらに客足が途絶えてしまった一大観光地日光を訪ね、観光業の方々に連休中の景気はどうだったのか、天気で表してもらいました。大型連休の各観光地の客足をリポートし、観光業の今後を占いました。

取り上げた茨城県大洗町の水族館

「アクアワールド茨城県大洗水族館」
営業時間:午前9時~午後5時
住所:〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8252-3
電話:(代)029-267-5151

取り上げた千葉県銚子市の海産物直売所

「水産物即売センター ウオッセ21」
営業時間:午前8時半~午後5時半
住所:〒288-0001 千葉県銚子市川口町2-6529-34
電話:(0479)25-4500


出演者の関連情報
●著書
<信田さよ子さん>
・『依存症』(文春新書)
・『共依存・からめとる愛』(朝日新聞出版)
・『カウンセリングで何ができるか』(大月書店)
・『アダルト・チルドレンという物語』(文春文庫)
<衿野未矢さん>
・『依存症の女たち』(講談社文庫)
・『ひとりになれない女たち』(文藝春秋)
・『依存症がとまらない』(講談社文庫)
・『不安スパイラル』(知恵の森文庫)


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