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2011-05-08

福島被曝者すでに発症


浜岡停止の影に隠れて発表されて話題になっていませんが

文部科学省及び米国エネルギー省航空機による航空機モニタリングの測定結果が発表され

福島の土壌汚染はチェルノブイリ級になっていることが判明しました

[発表された土壌汚染の図]

福島 最高300万〜3000万ベクレル/平方メートル

チェルノブイリ 最高148〜380万ベクレル/平方メートル

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/05/06/1305820_20110506.pdf

地図はセシウム134、137の地表面への蓄積量を合計したもので

濃度が高いところから赤色、黄色、緑色などとなっています

赤色(1平方メートルあたり300万〜3000万ベクレル)が最も濃度が高く、

黄色(100万〜300万ベクレル)、緑色(60万〜100万ベクレル)と続いています

【5/06・16:00開始】福島原子力発電所事故対策統合本部 共同記者会見(録画)

http://live.nicovideo.jp/watch/lv48774009?ref=top

2:29:50 NHK石川解説委員の質問

2:33:58「チェルノブイリをはるかに越えていますよね?

自由報道協会<ザ・ニュース>より8日追記

この汚染地図をチェルノブイリの避難区分と比較してみて下さい

http://fpaj.jp/news/wp-content/uploads/chel.jpg

チェルノブイリ事故では福島の地図の赤と黄色の大部分が強制避難とされています

福島で300万ベクレル/m2を記録している地域は、避難対象の半径30km圏外に拡がっています

チェルノブイリで強制避難とされた地域にも人が住み続けています

さらに原子力安全委員会が20mSv/年の被ばくによって健康被害が生じることを

認めたことも重要です

アメリカ科学アカデミーが健康被害は線量に比例するという考え方をとっていることを認め

ICRPも同様の見解だと認めています

http://fpaj.jp/news/archives/2922

http://fpaj.jp/news/archives/2938


福島の被曝者を看た広島出身の被爆医師肥田舜太郎氏の講演をお聞き下さい

福島の被曝者がすでに広島と同じ症状を現している、とのことです

まず下痢が現れていますが、他の病気による下痢と違い、治療法がないのが特徴です

この秋から来春にかけて、次々と広島と同じ症状が出てくるだろうと推測されます

肥田氏は被爆し、直後から広島で診療に当たり、直接爆撃を受けた患者と、

受けずに、後から広島に来て入市被曝した人々を見てきています

後から広島に来て、直接被曝した人より先に倒れて死んでいき、生き延びてもその後

様々な身体症状に苦しみ、60年後に癌や白血病で死んでいくたくさんの患者を見ています

それと同様の症状が福島の被災者にすでに見られるのです

子ども、妊婦の退避は急を要します

症状の現れた人々は無理解に傷付けられ、原因が特定できないため補償も受けられず

救済がありません

すみやかに少しでも快適な環境に移し、適切な処遇をお願いしたいと思います

前半が肥田氏ですが、後半の、福島から避難して来た女性の講演もお聞き下さい

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内部被曝の脅威  ちくま新書(541)

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