Hatena::ブログ(Diary)

アインシュタインの電話番号☎ RSSフィード Twitter

2011-05-09

HerokuでWebアプリ開発を始めるなら知っておきたい10のこと

Heroku」というPaaSについて、これからWebアプリを作ってみたいと思っている人に向けて、役に立ちそうな情報をまとめてみました。


まえがき

今年のはじめから現在までで、個人で作ったWebアプリを4つリリースしていて、そのすべてのWebアプリのプラットフォームとしてHerokuを利用しています。

  1. チャップリン名言Twitter Bot
  2. Nekostagram - ねこ大好き専用Instagram
  3. Inustagram - いぬ大好き専用Instagram
  4. はてなスターカウンター

これらのWebアプリを作る過程で得た情報や失敗したこと、今では理解できているけど当時疑問だったことなどが、Herokuを使い始めてからの4ヶ月間を振り返ってみるといくつも思い当たります。それらのことをブログにまとめることで、これから始める人の役に立てればいいなぁと思って書いたのがこのシリーズです。


HerokuでWebアプリ開発を始めるなら知っておきたい10のこと

「HerokuでWebアプリ開発を始めるなら知っておきたいこと」と題して、2011年4月29日から5月8日までの10回シリーズで連載し、それらの記事をここにまとめました。

  1. 無料のスペック
    無料の範囲で使えるHerokuの基本スペックについて

  2. アドオン
    基本スペックのHerokuプラットフォームに機能を追加できる「アドオン」について

  3. デプロイが簡単
    Webアプリを公開状態にする作業「デプロイ」の簡単さについて

  4. Sinatraも使える
    Herokuで使えるWebフレームワークSinatra」について

  5. 環境変数ENV
    実際にHerokuを利用する上で知っておくと便利な「環境変数ENV」について

  6. ステージング環境
    Herokuなら簡単に作れる動作チェック用のサイト「ステージング環境」について

  7. ブログならLokka
    ブログを簡単に設置できるRuby純正クラウドCMS「Lokka」について

  8. 最新技術に触れる
    Herokuを利用するともれなく最新技術に触れることになる点について

  9. Heroku以外の選択肢
    Herokuはとても便利だけど依存しすぎてしまうとちょっと危険だよ、という実体験について

  10. 参考リンク集
    自分がこれまでのHerokuアプリを作成する過程で書いた記事へのリンクと、参考にした外部ページのリンク集

まずは作り始めよう

上記のような長々とした連載記事を書いておいてこんなことを言うのもアレですが、これらの情報や知識も大事ですが、個人的には何よりもまずWebアプリを作り始めてみることが重要だと思っています。強くそう思うようになったのは、37signalsの「小さなチーム、大きな仕事」という本のこの一節を読んでからです。

まずは作り始めよう

スタンリー・キューブリックは、野心的な映画監督に「カメラとフィルムを持ち出して、なんでもいいから映画を撮れ」とアドバイスする。キューブリックは、不慣れなら作り始めることが必要だと知っている。一番重要なのは、始めることだ。だからカメラを手にとり、録画ボタンを押し、撮り始めなければならない。

私は、何かひらめいても空想するだけで、なかなか実際に手が動き始めないときに、この一節を思い出して自分を奮い立たせるようにしています。37signalsの本の中には、これ以外にもグッと来るセンテンスがたくさん散りばめられていて、Webアプリの作り始めや何か新しいことを始めるときに、いつも読み返したいと思っています。


あとがき

このシリーズは、実は最初に書き始めたのは今からちょうど2ヶ月前で、キッカケはこの記事でした。

とても綺麗にまとめられた記事で、記事の最後には「他のフレームワークでも、“知るべき10のこと”シリーズを書いてみませんか?」との呼びかけがあり、自分も書いてみたいと思ったのがスタート地点でした。

ただ、自分は人に教えられるほど使い込んだフレームワークはなく、また、当初からHerokuについて書きたいと思ってはいたものの、Heroku歴は4ヶ月程度で「知るべき10のこと」のような強い言葉では語れないなぁとも思って、今回のようなユルいテーマ(タイトル)になりました。

そんなこんなで、2ヶ月前からちょっとずつ書き進めてはいたものの、なかなかうまくまとまらず、時間を掛けるほどに書きたいことが増えていき、結局1つの記事ではまとまらずに、今回のような10回シリーズの連載形式になったのでした。

そんな経緯もあって、自分としては結構まじめに、じっくり時間を掛けて、出来うる限りの渾身の力を込めて、Herokuについて書いてみました。

これからHerokuでWebアプリを作ってみようという人に、この連載記事がちょっとでもお役に立てれば幸いです。


最後に、前述のCakePHP記事の人の趣旨に賛同して、このシリーズはこの一文で終わらせていただきます。

他のフレームワークでも、フレームワーク以外のことでもいいので、“知るべき10のこと”シリーズを書いてみませんか?

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/ruedap/20110509/ruby_heroku_web_app_development_tips_matome