古里原発1号機、稼働を再開

 故障で運転を停止していた釜山市機張郡の古里原子力発電所1号機(58万7000キロワット)が、8日午前7時から発電を再開した。

 古里原発1号機は先月12日、電気系統の故障により運転を停止。今月6日に韓国政府から稼働再開の承認を受け、準備を始めていた。韓国水力原子力の古里原子力本部は再稼働の承認を受けて以降、低温状態(30度)にあった1号機の原子炉の冷却材を高温待機状態(280度)に過熱し始めるなど、段階的に設備を再稼働させ、点検を進めた。

 古里原子力本部側は、1号機の原子炉とタービン発電機の出力を徐々に引き上げ、9日午前10時ごろには出力100%を目指す計画だ。

 古里原発の関係者は「原子炉を長期間止めていたため、直ちに電気を生産することはできず、正常稼働には二日ほど要する。現在は順調に稼働しており、設備点検と運営結果を引き続き政府に報告している」と説明した。

 これに先立ち教育科学技術部(省に相当)の李周浩(イ・ジュホ)長官は、6日の記者会見で「このところ提起されている原子炉容器の安全性と、先月12日に発生した故障停止の原因を分析するとともに、後続措置の適切性などについて点検した。古里原発1号機の主要機器と設備の安全性が今後の運転に適合し、停止の原因となった一部の部品も交換したため、再稼働しても問題がないことを確認した」と述べた。

釜山=権慶勲(クォン・ギョンフン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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