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<ASEAN>紛争解決の糸口見えず閉幕

毎日新聞 5月8日(日)21時25分配信

 【ジャカルタ佐藤賢二郎、マニラ矢野純一】ジャカルタで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議は8日、将来的に加盟国の外交政策を集約する仕組みの構築や、紛争解決のための研究機関設立などを盛り込んだ共同声明を採択して閉幕した。

 インドネシアのユドヨノ大統領が発表した議長声明には、タイ・カンボジア紛争を両国が平和的に解決するよう求める文言が盛り込まれた。一部加盟国が中国と領有権を争う南シナ海問題では、ASEANと中国が署名した「行動宣言」を法的拘束力のある「行動規範」に格上げする協議を始めることを明記した。ミャンマーが要請していた14年のASEAN議長国就任に関しては、決定を見送った。

 タイ・カンボジア紛争を巡ってユドヨノ大統領は8日午前、タイのアピシット首相、カンボジアのフン・セン首相と3者首脳会談を開催した。インドネシア軍主体の停戦監視団派遣について協議したが、解決の糸口は見つけられなかった。そのため、両国の外相が滞在を延長し、協議を継続することが決まった。

 南シナ海問題では、同日の首脳会議でフィリピンのアキノ大統領などが実効性の伴う「行動規範」を策定する必要性を強調した。しかし、中国側は当事者2国間での解決を主張し、ASEANが協力して中国と交渉する仕組み作りを拒絶している。

 また、議長声明では福島第1原発事故に関し、日本に同情と連帯の意を表明した。

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最終更新:5月9日(月)7時27分

毎日新聞

 

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