福島第1原発事故 1号機原子炉建屋入り口の二重扉を開放、担当者9人が入る
フジテレビ系(FNN) 5月9日(月)6時31分配信
東京電力は、福島第1原発1号機の安定的な冷却に向けた作業を行うため、原子炉建屋の入り口の二重扉を開放し、9日午前4時すぎから、建屋に担当者9人が入ったと発表した。9日午前5時ごろ、東京電力は会見で「午前4時18分に(1号機)原子炉建屋に作業員が入域をしています」と話した。
東京電力によると、1号機の原子炉建屋に入ったのは、東京電力と原子力安全・保安院の担当者あわせて9人で、9日午前4時18分からおよそ30分間、建屋内で放射線の計測などを行った。
8日午後8時すぎに開始された二重扉の開放作業では、タービン建屋との間で空気が行き交うようになったことで、放射性物質を含んだ空気が外に放出されたが、9日午前0時と午前4時に、第1原発敷地内の大気中の放射線量を測定したところ、8日午後8時の段階からほとんど変化は見られなかったという。
東京電力では今後、1号機原子炉の安定的な冷却に向けた本格的な作業に入ることにしている。
最終更新:5月9日(月)7時37分
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