求人情報と異なり がれき撤去
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求人情報と異なり がれき撤去

5月9日 4時28分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

日雇い労働者の街、大阪・西成区の「あいりん地区」で、宮城県内での運転手の求人に応募した男性が、東京電力福島第一原子力発電所の近くでがれきの撤去作業に携わっていたことが西成労働福祉センターの調査で分かり、センターで詳しいいきさつを調べています。

あいりん地区の労働者に仕事を紹介している西成労働福祉センターによりますと、3月中旬、宮城県女川町でダンプカーの運転手を求めているという求人情報を紹介したところ、男性が応募し、採用されました。ところが3月下旬になって、この男性から「福島第一原発の近くで、がれきの撤去をしている。宮城県での仕事ではなかったのか」という電話があったということです。このためセンターが、求人を出した業者などに聞き取りを行ったところ、男性が防護服を着て、福島第一原発から数百メートルの場所で、がれきの撤去作業をしていたことが確認されたということです。センターは、男性がなぜ福島第一原発の近くで働くことになったのか、業者からさらに詳しく聞き取り調査を行うとともに、再発防止に努めたいとしています。