2011年3月18日 12時7分 更新:3月18日 12時23分
高木義明文部科学相は18日の閣議後会見で、日本プロ野球組織(NPB)がセ・リーグの開幕を25日に決定したことに対し、「それぞれの判断に委ねる話だが、この状況の中でのナイター実施に国民の理解が得られるか難しい」と述べ、ナイター自粛などの措置を取る必要があるとの見解を示した。
NPBは17日、パ・リーグの開幕予定日を25日から4月12日に延期、セ・リーグは予定通り開催すると発表。加藤良三コミッショナーは「苦しい時にこそ、必死にプレーする姿を見せることが我々の責務」と説明した。
高木文科相は「被災地の停電や首都圏での計画停電で国民が苦しんでいる一方で、あかあかとナイターを行うことに違和感があるのは当然」と述べた。【篠原成行】