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映画の黄金期しのぶ ポスターなど400点展示 羽島

2011年5月7日

写真

ピカデリーで使われたトイレ案内板を手に来場を呼びかける奥田千登勢さん=羽島市歴史民俗資料館・映画資料館

 岐阜県羽島市竹鼻町の市歴史民俗資料館・映画資料館で企画展「映画黄金時代を彩った洋画の世界〜隆盛をきわめた名駅前の映画館」が始まっている。昨年3月に閉館した名古屋市の老舗映画館「ピカデリー1〜4」で上映された洋画のポスターや宣伝写真などのほか、同映画館で実際に使われた料金案内板などの備品も展示される。6月26日まで。

 企画展では、1957年から52年間、名古屋駅前で映画文化を支えてきた「ピカデリー」で上映された洋画を中心に、映画全盛期だった昭和30〜40年代を中心に振り返る。「アラビアのロレンス」など洋画のポスター約50枚や、試写会などで配られたプレスシート約140点、開館期の入場券や招待券、愛知県豊橋市の収集家から寄贈された映画の宣伝用写真など計約400点が展示される。

 同映画館で閉館まで使われていた料金案内板のほか、喜劇俳優チャールズ・チャプリンと女優マリリン・モンローをあしらった館内のトイレ案内板などの備品も展示。いずれも資料館の職員が閉館直後に譲り受けたものばかりという。

 同映画館の年表のほか、昭和30〜40年代の名古屋駅前の様子や、1960年に同映画館で上映され、約24万人を動員した洋画「ベン・ハー」の新聞広告などのパネル写真もある。

 企画した資料館職員の奥田千登勢さんは「東海地方でこれだけの映画資料がそろう場所はない。懐かしい品々が見つかるのでは」と話している。

 開館は午前9時〜午後5時。入館料は高校生以上1人300円で、毎週月曜日、祝日の翌日、第3日曜日は休館。問い合わせは同資料館(058・391・2234)へ。(鷹見正之)

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