2011年3月16日 18時40分
岡山県津山市の30歳代の主婦宅に14日正午ごろ、市役所の職員と名乗る男の声で、東日本大震災被災者への義援金の振り込みを勧誘する電話があった。不審に思った主婦の家族が市役所に確認したところ、市の義援金受け付けは窓口のみで振り込みはなく、電話による協力要請もしていなかった。岡山県警は、大震災を名目にした振り込め詐欺とみて警戒を呼び掛けている。
県警によると、市役所職員を装った男は、被災者に義援金を送る活動をしていると説明し「振り込みになっている。金額は気持ち次第」と話したという。県警は「相手が公務員と名乗ったら、役所名と氏名を確認して一旦電話を切ること」と警告している。役所などに事実確認するのも有効という。【五十嵐朋子】