2011年3月16日 6時44分 更新:3月16日 7時33分
東京電力は16日、同日午前5時45分ごろ、福島第1原子力発電所(福島県大熊町、双葉町)4号機の原子炉建屋4階の北西付近から炎が上がっているのを、中央制御室にバッテリーを運んでいた社員が発見したと明らかにした。消防や地元自治体に通報し、現在、消防車13台が現地へ向かっている。同社は出火場所付近の放射線量を確認し、消火活動の開始に向けた準備をしている。けが人の報告はない。
炎が確認されたのは、15日に出火した場所と同じ部分。出火場所付近では、同日午前10時ごろ、毎時400ミリシーベルトという極めて高い放射線量が計測されている。【袴田貴行】