東日本大震災:福島第1原発4号機から再び炎

2011年3月16日 6時44分 更新:3月16日 7時33分

米シンクタンク、科学国際安全保障研究所(ISIS)が公表した、14日に撮影された福島第1原発の衛星写真。(矢印下から順に)12日の爆発で建屋が損傷した1号機、15日に爆発音が確認された2号機、14日の爆発で建屋が損傷した3号機。上は4号機=デジタルグローブ・ISIS提供・共同
米シンクタンク、科学国際安全保障研究所(ISIS)が公表した、14日に撮影された福島第1原発の衛星写真。(矢印下から順に)12日の爆発で建屋が損傷した1号機、15日に爆発音が確認された2号機、14日の爆発で建屋が損傷した3号機。上は4号機=デジタルグローブ・ISIS提供・共同

 東京電力は16日、同日午前5時45分ごろ、福島第1原子力発電所(福島県大熊町、双葉町)4号機の原子炉建屋4階の北西付近から炎が上がっているのを、中央制御室にバッテリーを運んでいた社員が発見したと明らかにした。消防や地元自治体に通報し、現在、消防車13台が現地へ向かっている。同社は出火場所付近の放射線量を確認し、消火活動の開始に向けた準備をしている。けが人の報告はない。

 炎が確認されたのは、15日に出火した場所と同じ部分。出火場所付近では、同日午前10時ごろ、毎時400ミリシーベルトという極めて高い放射線量が計測されている。【袴田貴行】

top
文字サイズ変更
このエントリーをはてなブックマークに追加
Check
この記事を印刷

PR情報

スポンサーサイト検索

アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド