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[27555] 【習作】~最強のおっさん?スケット?現る!!~ (Muv-Luv × 多重クロス)
Name: Van太郎◆5342633c ID:95062eed
Date: 2011/05/05 01:44

はじめまして、Van太郎です。

今回が我が人生初の投稿となります!(ちなみに書くのも初めてです)

 投稿に至る経緯にいたしましては、Muv-Luvをプレイしてもう少し明るい未来があってもいいのでは?という思いからここに流れ着き、「な、なんじゃこの天国モトイ掲示板はぁぁぁぁぁッ!!」と、先輩方の勇士にあてられてしまい、自分もその末席に加えていただきたく!といったところです。

 と言ったものの、書くのも初めてで勝手がよくわからず、かなり読みにくくなると思います。
 文才も皆無ですので、感想掲示板にてドシドシ指摘してください。それをもとに頑張っていきたいと思います。

*設定*

・いろいろクロスさせてます(ここあれだと思ったら多分それです)。

・オリジナル主人公登場(原作崩壊を引き起こす存在、多数の世界の経験アリ、要するにチート野郎)

・オリキャラ(出すかどうかは未定)

・話の母体はオルタ(ちょこっとTEも、あと武は3週目)

・独自解釈、オリジナル機体あり(本当にいろいろ出てきます)

*補足*

 先輩方に比べられると、原作知識は皆無ですので粗雑極まりないです。
それでも構わないと思う方は生温かい目で見守ってください。



[27555] プロローグ
Name: Van太郎◆5342633c ID:95062eed
Date: 2011/05/04 07:29






男は光の中を歩いていた




どこへいくわけでもないただまっすぐに歩いていた




 
......どれくらい歩いただろう、にわかに光が強くなり堪らず目をつむる












 「おかえりなさい。」
 











次の瞬間耳に入ってきた言葉に男は目をあける

そこはひたすらに白が広がる世界、少し先にはひと組のイスとテーブルがおいてある

そして先ほどの言葉の主が片方のイスに腰掛けニコニコしながらこちらを見ていた

年のころは12~14歳といったところだろう

艶やかな髪は立ち上がれば膝まであるであろうロングヘアにシンプルなワンピースといういで立だ

これだけならば可愛らしい女の子が一緒にお茶しませんかと誘っているだけに見えるがこの空間ではそれは異質なものに見えた

その理由の一つとして彼女が周りの白に対して黒を基調としているからかもしれない

が、それも中途半端な黒ではない





強いてあげるのであれば「闇」





どこまでも黒く、引き込まれれば二度と戻ってこれない錯覚すら覚えてしまうほどの黒なのだ

だが男はそれを気にする風でもなく、あいている方の席に腰を下ろした



「ちょうどよかったわ、いま新しい紅茶をいれたところなの。」



いつの間にか用意されていたティーセットから紅茶をカップに注ぎこちらによこす
 
ほのかな甘みが口に広がり頭が覚醒していくのがわかる



「...落ち着いたようね、では今回の世界での報告をしてちょうだい」



少女は悪戯っぽい笑みを浮かべながらしかし、年相応とは言い難い事務的な言葉で男に問いかける

まったく、毎度のことだがもう少もう少し年相応のかわいげと言うものを持てないものかなと内心苦笑交じりで思っていると、

向こうもそれを察したのか急にふてくされたように頬をぷぅと膨らませてじと~とした眼差しをぶつけてくる

さすがにこれ以上機嫌を損ねられるのはまずいと判断し、今回の世界について報告を始める

向こうは納得いっていないようだがしぶしぶといった感じで耳を傾ける

時折、相槌を打ったり、何か考え事をしたりしていたが、最後の方ではクスクスと笑っていた

全くほんとに、さっきまでふてくされていたのはどこのだれだったことやら....

すべてを聞き終えた彼女は空になっていた自分のティーカップに紅茶を注ぎ上品に一口飲む

(飲む前に角砂糖を6個も入れていなければ私の評価はプラスのままだったことはこの際言わないことにしよう)
 


「.....ふぅ、さて今回もだけど相変わらず見事な手際よね、頼んだこと+αなんて。

けど、その+αのせいでその世界が崩壊しかねないこともあなたは理解しているはずと思っているのは私の勘違いなのかしら?」


頬杖をつきながらカップの中の紅茶を無造作にクルクルとかき混ぜながら少しだけ片目をつりあげ男に尋ねる



「おいおい、唯でさえ気がめいるような仕事なんだ。それくらいのイレギュラーは大目に見てもらってもいいんじゃないかな?

私だって過度な干渉は控えているつもりだがそれでもどこかで強引な手段を使わねばならないことはある。

第一、世界の理に干渉、ましてそれを書き換えるという事は容易い事ではないと教えてくれたのは君じゃなかったかな?リトルレディ?」



いつものことなのだろう、男はさも当然というように返しながら自分のティーカップの中身を飲み干した



「....さて、ここで君が心行くまで君の話し相手をしてやりたいのはやまやまだが次の仕事をもらえるかな?

ここは確かにとても心穏やかにいられるところではあるが少々目にきつすぎる。」



ここは彼女が作り出した空間だ。彼女の思うがまま構成され、それが形をなしている。

いわばここは彼女の好みに合った空間であるといえよう。

それを遠回しではあるが否定されたのだ、不機嫌にならないわけがない

それを押し殺して(スプーンの回転速度があからさまに上がっているのでバレバレだが)ポーカーフェイスをきめ、



「あら、仕事熱心なのはこちらとしてもうれしい限りよ?貴方の前任者たちの中でここまで長く続いた奴なんていないんだから。

でももう少し女性に対して気を使うのが紳士の嗜みというものではなくて?」



と男に問いかける




「ハッハッハ、確かに君の言うことにも一理あるな、それについては謝ろう、すまなかった。少々気が急いたようだ。全く、年はとりたくないものだねホントに。」




と、半分お茶らけ交じりで返した男だが急にさっきまでとは違う神妙な面持ちで




「しかし、こうしている間にも私の管理している世界は間違った方向に進んでいる。

それを正すために貴方はここに召喚された。それこそがあなたの「役割」であり、

存在意義であると私に語ったのはほかならぬ君だよ?リトルレディ?ならば私は自分の務めを果たし続けるだけさ。

それが今一度私という存在に意味をもたせてくれた君への礼儀だからね」




そう口にする男のメガネの奥の瞳に一瞬だけ悲しみの色が浮かんだのを彼女は見落とさなかった。


彼は選ばれた、いや選ばれてしまった。けして終わりが見えないこの運命にからめとられ、常人では耐えられないであろう果てのない旅路にいざなってしまった。他の誰でもないこの私が。


ほとんどの者がその運命からの解放を望み、課せられた「役割」を放棄し、その本来の輪廻の輪に戻っていった。


しかし彼はそれを望まなかった。それどころか文句ひとつ言わずに今まで一緒にこの旅路をともに歩いてきてくれた。


なぜ貴方はこの運命からの解放を望まないの?とわたしは聞いた。





彼は言った「貴女が私という存在に意味をもたせてくれたからです」と.....






その言葉にどれだけの意味が詰まっているのかは私にはわからない、管理者と言えど人の心までのぞくことはできないのだ

だから彼女は彼に命じる、それが彼をここへ呼んだ者の責任であり、彼に対する唯一の贖罪であるからだ



彼女がリトルレディから管理者であり、主であることに切り替わったのを確認した彼はほんの少しだけ微笑み言葉を待つ




「.....では新しい「役割」を貴方にあたえるわ。

貴方が前回の世界で「役割」を果たしている最中にある世界で因果が一人の女の子によって捻じ曲げられ交わるはずのない世界が交わってしまっていたの。

当然すぐに修正を加えようと思ったけど貴方がいなかった上、どういうわけかこちらの修正を全く受けつけようとしなかったの。

それだけその子の思いが強かったのね、管理者である私の力が押し負けたくらいだから。

でもそれもどうやら自己解決したみたいでね、これなら大丈夫と思ってほっといたんだけど、

どうやら今度はまた別の力が働いて離れかけていた因果がまた結びつこうとしているみたいなのよ。

これ以上のイレギュラーが重なれば確実にその世界は滅ぶわ。それに連なる確率分岐世界も含めてね。

事態を重くみた「上」はこれ以上の被害が出ないうちに真相の究明と原因の排除を要請してきたわ。方法はいつも通り

こちらに一任するとのことだし、「貴方なりに一番良いやり方」で片を付けてきてちょうだい。かといってあまり派手に

やりすぎないでよ?後で文句を言われるのははたしなんだから。それとなぜか今回に限って「力」の使用が許可されたわ。

そこまでして修正しなければならないと「上」は判断したのだから相当やばいことになってるみたいよ?

どうする?今回は辞めておく?いまさらだけど今回は任意らしいから。」




彼女の説明を今まで黙って聞いていた男はしばらく無言のまま何やら思案しそのまま立ち上がるとにこりと笑いかけ踵を返して歩きだす。

彼女の方もその意図を理解しその背中を見送る。








かくして歯車は動き始めた。






一度は終わったはずの物語が今再び動き出す..........






*端書き*


 ということでプロローグ書いてみたけど、うわ~~ぼろぼろだ~
 
 書きたいことが全然まとまってないし幸先不安です......



 書き忘れましたが更新は不定期で行かせていただきます


 .......................はぁ、文才ほすぃ......。




[27555] 第一話
Name: Van太郎◆5342633c ID:95062eed
Date: 2011/05/07 02:38









1997年 12月10日 日本近海







「.....ふぅ、どうやらついたようですね。」


男はそう言って周囲の状況を確認する。


男は今広さにして10畳半位の部屋(執務室)の椅子(社長椅子)に腰かけていた。


目の前には年季の入った(それでもかなり高級そうな)机があり、上には『ここ』の状態を調べるための端末と


こちらへ持ってきたものが書かれたリストが置かれている(すみの方には何故か小さな観賞用のリボンのついたサボテン?も置いてある)。




「ふむ、準備してきたものは無事にこちらに着いているようだな、ではこちらはどうかな?」



男はこちらへ来る前に見たリストもう一度目を通し、今度は眉間に人差し指を当て来る前に頭に入れてきた情報の整理にふける。



地球外起源種「BETA」との遭遇、



それに起因する人類の敗北、



オルタネイティヴ計画、



00ユニット、



そして、




「白銀武と鑑純夏か....。」





ぽつりとこの二人の人物の名を口にする。



(『上』からの資料ではこの鑑純夏の白銀武への一途な思いがその世界に連なる確率分岐世界の白銀武達の因子を呼び寄せ、

 それにより生まれた『白銀武』をループさせ続けたと報告にあるが......う~む、実に興味深い。

 『人の思いは奇跡を起こす!!』と誰かが言っていた気がするが、まさか因果の壁おも超越するとは。

 いやはやここまで一人の女性に想われるとはこの白銀武という少年、なかなかにできた者とみうける.......ん?
 
 なんだこの情報は?....ループ中にできた世界のものか.....しかしこれは.....ふむ......どうやら私の人を見る目は

 随分と曇ったようだな、『英雄色を好む』と言うがまさかここまでとは....。)



男は半ば呆れながら思考の海から上がってくる。



「よし、とりあえずの情報は正確に入っているようだ(一部読み違えたところもあったが。人間観察の面で)。あとはこちらに持ってきた『モノ』の確認だな。

『存在』は感知できるが、やはり見ないと落ち着かないし、現在位置も確認しなければ。」



男は椅子から立ち上がりドアの方へと歩いていく。



途中、年季の入ったコーヒーメーカーセットの所在を確認し、内心ホッとしながら(何故かって?そりゃコーヒーは男のロマンだからさ)ドアを開ける。



「........ふぅ.....。」



何故か部屋から出て周囲を確認して溜息をもらす。



そこは巨大なドックスペースとなっていた。



かの努力と根性を信条とする乙女達が駆った合体兵器が軽く数十体は易々と入る広さだ。



今そこには巨大な(といっても500メートルくらいだが)戦艦が鎮座していた。



今回の『役割』で私の足となり、この世界で第二の家となる戦艦、『ラー・カイラム』である。



今は補給物資の積み込みやら、機体各部の最終チェックやらでドック内は騒然としていた。













...............猫で。












そう、猫なのだ。まぎれもなく、猫なのだ。どこからどう見ても....猫なのだ。



その猫たちは直立で歩行し、つなぎ(灰色)という何とも言えない(いや、合ってるんだろうが)姿で各々の作業に取り組んでいる。



『アイルー族』という種族だ。



「すみませんダンナサン、ちょっと道を開けて欲しいニャ。」



「あ、ああ、すまない。」



男はすぐドアの方に下がり道を開ける。



いつの間にか私のすぐ傍まで物資を積んだ小型カーゴが来ていた。



それを運転するのも、もちろんアイルーだ。



だがカーゴは人間用のため「三人」もとい、「三匹」で運転している(少々危なっかしいが)。



ハンドル担当のぶち模様のアイルーが、かぶっていた帽子をちょっとあげてお礼の意思を示し、艦の方に走って行った。



......今更だがかなりシュールな光景である。



が、なぜ男はこのような状況にいるにもかかわらず、平然と(むしろどこか寂しそうであるが)していられるのか?









事は出発前の準備段階までさかのぼる。







本来なら任務地へ赴く時の準備は全て自分でやらねばならないのだが(と言っても他の同業は直属の上司が全てやってくれているらしいが)

私の上司は生憎と私のために割く時間よりも自分のために使う時間の方が惜しいようで全てまる投げなのである。

しかしどういうわけか今回に限っては下準備等をほとんど済ませた状態で、後は私個人で揃えるモノだけという。



(いや、あれですよ?この時はホントに心の底から感動していたわけでして....。やっと....やっと私の苦労をわかってくれたのかと、

 本気で信じてたんですよ。.....まぁ、確かに最初からやってくださいよと言いたくもなりましたけど。

 とにかく、それすらも飲み込むほど感動してたんです。出発直前に彼女のしてくれた下準備の状況を確認するまでは.......。)














ナンテイウイジメデスカ、コレハ?











確かにこの世界の置かれてる状況やら世界情勢やら考えると秘密基地のようなものはいると思いますよ?






でも....でも.......、





「それが何で『貯金魚』なんですか!?」






そですよ、あれですよ。小さな子供がお父さんと一緒にお風呂に入るときに持って入るあれですよ!?



まんっっっっっっまあれでかくしただけですよ!?



「何言ってるのよ?とっても機能的じゃない?潜水航行能力に、はたまた宇宙航行能力まで備えてるのよ?

 内装は普通なものにしてあげたんだし、何よりあんたじゃ今回の『かなり無理が通る』って言うこの状況を最大限活用できないでしょ?

 いつも必要最低限のものしか持っていこうとしないんだから。

 感謝されるならまだしも、怒鳴られる要因なんてどこにも見当たらないじゃない?」



彼女は別段気にした様子もなく紅茶を飲んでいる。



「確かに今回のようなことはほぼ初めてで、私が全てやっていたらかなりの時間が浪費されていたと思いますよ!?

 でもなんですかこれは!?これじゃ誰がどう見てもばか丸出しじゃないですか!?金魚ですよ?金魚なんですよ!?

 魚ですから潜航能力はわかりますが何で宇宙航行まで出来るんですか!?死にますよ!?息出来なくて魚死んじゃいますよ!?」



怒涛のようにまくし立てていたのを、いつしか耳をふさいで聞いていた彼女から帰ってきたのは屁理屈以外のなんでもなかった。




「宇宙遊泳って言うじゃない?第一、魚じゃなくこれは戦艦なのよ?死ぬわけないじゃない?それにこの方が可愛いでしょ?」

 

これでいて彼女なりに真面目にやったのだから彼女のセンスを激しく疑ったはいうまでもない。




......うぅ...........サッキノワタシノトキメキカエシテクダサイ............(TロT)




「はぁ........ほんと、いい部下に恵まれないって不幸なことよね。」




いや、それ、私のセリフですから.....。




「....グスン....いいですよもう......どうせ今からじゃ変更できないですし、時間もありませんからね。後は向こうでお手伝いのハロたち


 と相談しながらやりますから.......。」




そう言って光の中に私は進んでいく。



.....が、体が光に包まれ向こうの世界に行きはじめたところでレディからとてつもない事をサラッと言われたのだった。



「そうそう!ハロで思い出したけど、貴方のアシスト役はハロじゃないわ。アイルーよ?」






...................はい?






「いやいやいや!!おかしいでしょ!?何でハロじゃないんですか!!あれ私が選んだんですよ!?

 第一彼ら、家事手伝いはできるかもしれませんが機械なんてまるっきり駄目でしょう!?」



勝手に変えられていたアシストについて再び猛抗議しようとしたが、




「なによ、こっちの方が可愛いからいいじゃない。それにその辺は心配ないわ、ちゃんと扱えるようにしたから。言っとくけど凄腕よ?(ニヤッ」



と問題なし(いや、大アリだから)発言で返されてしまう。



そんなとこに無駄な力使うなぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!!!






「.......そうそう、それともう一つ。」






この期に及んでまだなにかあるんですか.........私のライフはもうマイナスですよ?.......





「今回は『彼』に同行者として一緒に行ってもらうことにしたから。」








「!!!!」






最後の一言は唯一の慰めだったかもしれない..........。










.....というやり取りがここに来る前に起こっていたため、彼はもうボロボロなのである(精神的に)。








「おいおい、仕事の前からそんなんじゃ身が持たないぞ?コンディションは常に万全にと教えたはずだが?」







急に声をかけられそちらの方を振り向く。



そこには一匹の犬がいた。



真っ白な秋田犬で、特注のメガネをかけている。大きさはセントバーナードを少し越えたくらいだ。



私にこの仕事のノウハウを教え、時に厳しく、時に父のように見守ってくれた人、もとい犬。



最後に会ったのはいつだっただろうか?なんにしても『彼』が一緒なのはとても心強い。




「お久しぶりです『先生』。今回は私の上司がご無理を申しあげて本当に申し訳ありません。」




彼は私と同じ『代行者』ではあるがすでに引退している。本来ならば彼は自身の輪廻の輪に戻れるはずであったが、



彼はそれを望まず(まれにみる彼の優れた代行者としての能力を惜しんだ『上』からの強い要望もあったため)、



今では自分の後進たちの教官として、また若い者たちの良き理解者としてこの仕事に関わっている。



故に本来彼自身が仕事をすることは今のとなってはほとんど皆無なのである。



そんな彼が今回の任務参加を承諾したのだからきっとリトルレディは相当ごねたに違いないと私は思っていたので、


開口一番私は自分勝手な上司を恨みつつ、謝罪した。




「なに、気にしないでくれ。ここ最近は新しい生徒がいない日々が続いていてね、正直暇を持て余しての毛づくろいには

 飽き飽きしていたところなのだよ。それに生徒の近況を知るのも教官としての務めだと私は思っているよ?とりわけ、

 今回は私の教え子の中でも優秀だった君の成長ぶりを見れるんだ、うれしいくらいだよ。

 それとも、私のような引退した老犬では君のお役には立てないかな?」


先生は悪戯っぽい笑みでこちらを見ながら問いかける。


「と、とととんでもない!先生ほどの方が一緒に来てくれるんです、これほど心強い事はありませんよ。

 それに私としても教え子として先生に成長ぶりを見ていただきたいと思っております。」



「うむうむ、そういう謙虚なところも相変わらずだね?だが久しぶりの仕事、私も老いたとはいへ、全力で行くつもりだ。

 よろしく頼む。」


 「はい、こちらこそよろしくお願いします。」


 
 二人してこれからの仕事に対しての抱負をのべていると、



「御話し中に失礼しますニャ。」



 声のした方に目を向けるとそこには他のアイルーに対して老齢な青いつなぎ姿のトラ模様のアイルーがすまなさそうに見上げていた。



「まず自己紹介させていただきますニャ。わっちの名前はトラキチと言いますニャ、ここのアイルーたちの統括を仰せつかっとります。

 倅どもからは寅さんと呼ばれとりますんで、どうぞよろしゅう~。

 わっちらは旦那さんたちが来る2日前にこちらに来て、お二人を迎える準備をしとりましたニャ。もう施設のほとんどは稼働状態で後は

 旦那さん方に最終的なチェックをしていただくだけとなっておりますニャ。これがその目録です~。」



そう言って寅さんは持っていた(亀の甲羅のように背負っていた)バインダを差し出してくる。



なるほど、レディの言っていたこともあながち嘘ではなかったようだ。むしろここまでの状態に僅か2日で持っていく腕は確かに凄腕である。


食糧生産プラントに始まり、兵器製造プラント等々............?.......またたびプラント?なだこれは?しかも一番最初に稼働してるし。




「ウニャ~、申し訳ありません旦那さん。わっちがちょっと目を離したすきに余剰スペースに倅どもが勝手に作っちまいまして......。

 後できつぅ~く言っときますからどうか許してやってほしいニャ~.......」


(うん、取り壊すって選択だはないのね。てか目が泳いでる時点で絶対あんたも一枚噛んでるでしょ!?)


「まぁ、この施設が他の機能を圧迫しているわけではないですし、別にかまいませんよ?「にゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッッッ!!!!!!!!」×無数
 
 ......!!!!!」



 突然の大歓声がドック中から上がった。


 気付かなかったが、またたびプラントの話題が出たあたりから周りのアイルーたちは聞き耳(猫耳?)を立てていたようでお咎めなしとの結果に

 
 狂喜乱舞し、


 「うおっしゃ~!!!これでやる気が100倍ニャ~!!!」


 とか、



 「BATE如き、またたびがあれば百万でも相手してやるにゃ~!!!」



 とか、


 「嫁さんの機嫌がこれで治るぅぅぅぅ!!!」


 
 とか、なんか最後の方すごく個人的な叫びが聞こえたりしていたが聞こえなかったことにする。




 「ニャハハ、そう言って戴けてよかったですニャ。何せこの設備が駄目だったらあいつらストライキ起こしかねないありさまでしたからニャ。」




 「......またたびでストライキ起こされるのもどうかと思いますが、とにかく士気の高揚は必要です。必要のものは提供しますよ。

  今日から我々は仲間なんですからね。」



 苦笑交じりの笑顔ではあるがそれを見た寅さんと先生は顔を見合わせて小さな笑みを浮かべていた。



「....とと、最後になりましたが確認のサインをここのところに戴きたいニャ。」



一番最後の覧より少し下の部分を指しながらペンを差し出す寅さん。



ペンを受け取り自分の名前をフルネームで記入する。







    草薙 義和  と........。









    ~追記~




  「ところで義和。」



  「なんですか先生?」



 「いや何、大したことではなんだが、またたびプラントがOKならここはひとつホネホネ製造プラントも「駄目です。」ムゥ.....。」


  

                                                             第一話 終幕 


 







 どもです。Van太郎です。


 いや~、相変わらずの駄作でお恥ずかしい限りです(ショボン.....。)

 で、やっとオリ主名前ださせてもらいました。

 サポート役がなぜ動物だらけかというのは、作者が動物Loveだからです。

 あとハロの登場率がこの掲示板で比較的高かったので何か違うものはないものかと考えた末の結果なのであしからず。


こんな感じで毎回支離滅裂、駄文状態で続けてくことになります。それでもいいと言われる方、厳しい指摘で作者を鍛えてくれる方は

引き続き生温かい目で見守ってください。
 















[27555] 第二話
Name: Van太郎◆5342633c ID:95062eed
Date: 2011/05/07 16:29



  1998年 1月 朝鮮半島南部



 「何度言えばわかる!?今ここで我らが救援に向かわねば避難中の一般人に被害が出るのは明白なのだぞっ!?」


 「繰り返し通達する、彩峰中将。直ちに部隊を率い指令本部の防衛にあたれ。避難民の支援には大東亜連合軍が対応している。」


 「ふざけるなっ!!今からでは到底間に合わん!!一番近い位置にいる我らが向かえば被害は抑えられるのだぞ!!

 民なくして国は成り立たん、なぜそれがわからんか!?」


 「現在師団規模のBETAが指令本部めがけ進行中だ。現在第4大隊と第6大隊が防戦中だがこのままでは防ぎきれん!!

 今本部が落ちればこの戦場にいる全将兵の命が危険にさらされるのだぞ!?これが最後通告だ、中将。直ちに転進し本部の防衛に回れ!」


 「...クッ!!ならば避難民に向かっているBETAの駆逐をすませた後に防衛に参加する!!進行速度から考えてもあと20分は余裕がある!!

  通信終わりっ!!」


 「なっ!!ま、まて中将!!彩峰ちゅうじょ(ブツッ!)...........。」


  一方的に通信を終わらせ、彼はシートに深く座りなおし目をつむり深く深呼吸する。


 「.......諸君、きいての通りだ。このままいけばまず間違いなく本部は陥落する。そして私が今からとる行動は明らかに軍規違反だ。

 軍法会議にかけられること間違いなしだろう。今ここで引き返せば少なくとも営倉入りですむ。故にここからは各自の判断にゆだねようと思う。

 隊を離れたいものは咎めはせん、すぐに本部防衛にむかってくれ。」


 一気にそう言い切った彩峰。


 しばらくの沈黙の後、不意に一人の衛士が口を開く。


 「何を馬鹿なことを申されますか、中将。我らは皆中将とともに進むと決めてここまで戦い抜いてきたんです。」

 「沙霧?」

 「そうですよ、中将。私たちはみな中将だからついてきたんです。今更隊から出ていく者などここには一人もおりません。」

 「駒木中尉.......。」

 「「人は国のために成すべきことを成すべきである。そして国は人のために成すべきことを成すべきである。」そう教えてくださったのは

 ほかならぬ貴方です、彩峰中将。ならば我々は貴方の信ずる道をどこまでもともに行くだけです!!」


 沙霧が言い切ったのを皮切りに他のものも彩峰に最後までついていく旨を伝えてくる。


 (まさか私が諭されてしまうとわな......。私もまだまだ。)


 彩峰は良き部下を持てたことを誇らしく思い、小さくほくそ笑む。だが顔を上げたその表情は決意を露わにしたものだった。


 「....よし!!ならばこれより我らは現在避難中の難民の支援に向かう!!全機、最大戦速でついてこい!!」


 「「「「了解!!」」」」


 烈士の文字をいただく不知火の一団は戦場をかける。


 救いを求める人々を守るために.....。













同時刻 朝鮮半島沖 海底  ラー・カイラム艦内











 「各部チェック異常なし。寅さん!何時でもいけますニャッ!!」


 「よぅし、お前ら!!機体から離れるニャ!!旦那さん、機体に火を入れてくださいニャ!!」


 「了解です、寅さん。」


 チェック完了の知らせを受け、主機を立ち上げる。


 「.....機体各部正常起動確認、ネオ・コジマ機関出力正常。さすがです、寅さん。この短い期間でよくこの機関の問題点をつぶしてくれました。

 しかも元の5倍も出力を上げるなんて。ほんとうに感謝につきませんよ、ありがとうございます。」


 「な~に、ちょろいもんニャ。もともとこの機関は改良の余地があるにもかかわらずその危険性を放置して組まれてたからニャ、

 有害性はのぞこうと思えばそれこそ早い段階に出来ていたはずなのニャ。これを作った連中はどうしてそれをやらなかったのかニャ?

 頭がおかしいのと違うか?」


 「もともとこの機関の技術を開発した世界の地球はもうボロボロの状態だったんです。そんな世界だったからこれを作った人々は

 地球の再生なんて選択、とうに破棄してどう人を殺すかを追求した結果できたものがこれだったんですよ。」


 「ハッ!!つくずく救えない馬鹿だなニャ、そいつらは。自分たちを育ててくれた星を何とも思わずに殺し合いのためにさらに地球を

 破壊するようなまねをするとは。いっぺんわっちのこの愛用のスパナでぶん殴ってやりたいニャ!!」


 そう言って寅さんはもっていたスパナをブンブンとふりまわす。


 「どこの世界も似たようなものですよ。殺す事に使われる力はすぐに生まれるのに、救うための力を作るのは途方もない時間がかかってしまう。

 100人殺すのに数分、10人救うのにその何倍もかかる。人という生き物がいかに愚かな生き物か、兵器というのはそれを体現しているのかもしれませんね......。」


 「世知辛い世の中だニャ.......。」


 「だが時にその力に頼らねば救えぬ命もある。キミならばわかるのではないかね?」


 二人でセンチメンタルになっているところに、ブリッジで艦の指揮を執っていた先生から通信がはいる。


 「たしかに人とは愚かな生き物だ、何度傷つけ合ってもその行為の愚かさに気付かない生き物だよ。しかしその行為に至る理由は様々だ。

 憎悪や憎しみからからかもしれない、嫉妬や妬みからかもしれない、誰かを守るためかもしれない、だが君がその力を振るうのは少なくとも前の二つではないだろう?」


 「もちろんです、先生。私は決して殺すためにこの力を振るいたくはありません。ですが、この力で一人でも命が救えるのだとしたら私はこの力を振るうことに戸惑いはありません。」


 モニターの中に映る教え子の顔にはさっきまでの府の感情は見受けられず、代わりに熱い何かを感じ取った彼は一瞬だけ微笑みかけ、指揮官としての顔に戻る。


 「ウム、おしゃべりはここまでとしよう。今は時間が惜しい。各員持ち場についてくれ!和義、発進準備にかかれ、BETAは待ってはくれんぞ?」 


 恩師の配慮で傾きかけた心を立て直し、決意も新たに機体をカタパルトへと運ぶ。


 「ステルス迷彩起動!ラー・カイラム浮上開始!浮上完了後、ブレイブ1は直ちに発進してくださいニャ!!」


 海底で静かにその巨体を横たえていた戦艦が轟音とともに浮上を開始し、ついにその雄姿が日本海の水面に現れた。


 「カタパルト接続確認!ブレイブ1、草薙 義和 ノブリス・オブリージュ・エヴォルヴ、行きます!!」


 かつてとある世界においてわずか30機で全世界を壊滅させた悪魔の使いともいえるAC・ネクスト。

 その悪魔の力は今、人類を脅かす敵を穿つ剣としてこの世界に羽ばたいた。







 彩峰sid





 このままでは防衛線が崩壊する。

 今の所、なんとか維持してはいるが、崩壊するのは時間の問題だ。

 しかし、防衛線をこれ以上下げれば避難民と救助を行う将兵の命が無い……。

 「各員奮起せよ!!我らの後ろには罪のない人々がいる!ここで退くのは帝国軍人の恥とこころえよ!!」

 だが、数にものを言わせてBETAは突き進んでくる、ジリジリと防衛線は下がり始めていた。

 
 「中将あぶない!!」


 「ぐおッ!!ふ、不覚.......。」


 正面の要撃級に気を取られていた彩峰の不知火は後方から突っ込んできた突撃級の突進で吹き飛ばされてしまった。
 
 すぐさま救援に向かおうとした沙霧だがここは通さんと言わんばかりに要撃級が群がってくる。

 「あのれ、邪魔をするなぁッ!!」

 迫りくる要撃級に36㎜をたたきこみ、その死骸を乗り越えてきた新手を長刀でたたき切る。

 「彩峰中将ご無事ですかッ!?....!!」

 目の前のBETAを叩きつぶした沙霧が見たのは、今まさに彩峰の不知火にその剛腕を振り下ろさんとする要撃級の姿だった。



 
 間に合わない!!




 誰もがそう思った瞬間、目の前に信じられない光景がひろがった。


 突如として緑色の閃光がほとばしったかと思うと要撃級の腕が吹っ飛び、本体もかざ名穴をあけられその場に崩れ落ちたのだ。


 それだけにとどまらず続けざまに幾重もの閃光がはしり、その付近のBETAは瞬く間に一掃されてしまった。


 全員が何が起こったわからずに唖然としているとオープンチャンネルで声が飛び込んでくる。



 「そこの不知火の部隊!直ちに下がり避難民の救助に向かってください!ここは私が引き受けます!!」



 声の主の方にカメラを向けた者はまたしても唖然となってしまった。


 そこには白を基調とした翼のような機関を広げた見たこともない戦術機が飛んでいた。いや、浮いていたと言った方が正しいだろう。


 そもそもあれは、本当に戦術機なのだろうか?明らかに従来の設計思想とは異なる形状をしているし、


 まるで無重力の中にでもいるようにふわふわと浮いているのだ。


 そうこう考えているうちに再び通信が入る。


 「お急ぎを!本部に向かっていたBETAはせん滅しました。後はここの一般人の避難だけです!!」



 「なッ!!本部に向かっていたBETAをせん滅しただと!?たった一機でか!?」


 「旅団規模をたった一機で!?」 


 「ばかな、信じられん!!」

 
 各々が驚愕しているとこんどは指令本部から通信が入った。


 「現在展開中の全ての部隊に通達します。現時刻を持って作戦を終了、速やかに指定の脱出ポイントへむかって

 ください。繰り返します.......。」

 
 その知らせに彼の言ったことが事実だと悟った彩峰は即座に部隊に指示を飛ばす。
 

 「沙霧!!お前と竹中の小隊、そして駒木中尉の小隊は私と共に殿をつとめる!!残りのものは直ちに避難民の救助に向かえ!!

 さあ急ぐぞ!!まだそこらじゅうにBETAがいることを忘れるな!!」 


 「「「「「了解!」」」」」 
 

 直ちに行動に移る部下をみながら彩峰は謎の機体に通信をひらく。


 「世話になった、よろしければ貴官の所属と名前を伺いたいのだが?」


 「申し訳ありませんが、今は機密につきお答えすることはできません。ですが、近いうちに必ずこちらからご連絡することになるでしょう。」


 「ハッハッハッ!!そうだな。そのような機体に乗っておるのだ、名を明かせないのは仕方があるまいて。第一貴官には命を救って戴いたのだ、

 遠慮なく訪ねてこられよ。」


 「は!ではその時までしばしののお別れです!!」



 そう言って通信は終了し、白い機体は身をひるがえすととてつもないスピードで洋上の方に飛び去って行った。


 「あの者は一体何者だったのでしょう?それにあの機体は一体?」


 「わからん。わからんが、少なくとも我々の敵ではないようだ。」


 「そうですね、何処の者かはわかりませんが命というものをとても尊ぶ者だとは感じとれました。さっき確認したのですが、どうやら

 かの者は避難民のいる区域に優先的に現れ、BETAを駆逐していたようです。ですがこれは人ずての情報なのでもっと多くの者を救っていることでしょう。」


 「ん?人ずてというのはどういうことだ、沙霧?」


 「お気付きになられませんでしたか、中将?あの機体、レーダーに一度も映っていないんですよ。

 それどころか戦術機の録画記録にも映っていないんです。特殊なジャミングをあの機体から受けていたようでして。
 
 故にこれは助けられた者たちの言葉をまとめた物なんです。」


 「なんと、ではまさに幻ではないか。」


 かの機体が消えた方角を見ながら彩峰はぽつりとつぶやきしばし黙り込む。


 「....あれが幻だったにせよ、我らは現に助けられたのだ。それが何よりのあの者が確かにここに実在した証拠。

 彼の労に報いるためにも一匹たりともBETAを輸送部隊に近づけさせるなよ!?」

 「「「「了解!」」」」 



 こうして光州作戦での避難民への被害は最小限ですみ、展開していた部隊もほとんどが無事に撤退することができた。

 だがその中で一部の衛士たちが皆口々に、「白い天使を見た。」と発言していたがなぜかその記録は残っておらず、本当にそんなものが

 現れたのかまったくわからない。

 だがこの作戦以後、世界中でこの「白い天使」の目撃談や噂が広まることになるのである。






                                                           第2話 終幕




 *追記* 


  義和が出発しての艦内。


  「寅さん、寅さん。」

  「何ですかい、先生?」

  「コジマ機関の改良の件だが、私の記憶が正しければつい先月まで行き詰っていた気がするんだが?」

  「あ~、そのことですかい。じつはわっちも驚いてるんですよ。あの機関、まさか機械の分際でマタタビの良さがわかるとはニャ~。」

  「えっと、寅さん?なにやらすごく嫌な予感がするのだがどういうことかね?」

  「いやそれがですね、先生。改良を担当してた若い衆の一匹が連日の徹夜で溜ってた「ふらすとれーしょん」が爆発しまして。

  暴走状態のそいつが投げたマタタビが偶然稼働テスト中のコジマ機関内に入っちまったんですよ。そしたらどういうわけか急に機関が素直に

  なりまして。それがきっかけで無害化以後の出力UPで起きていた機関の暴走を抑えられるようになったってわけですニャ。

  ですからネオコジマ機関は別名、マタタビ機関と呼んでいますニャ!!」

  「........では寅さん。義和が乗って行った機体は今マタタビで動いている、ということなのかね?」

  「さすがに素のままでいれちまうと大変なんでマタタビを分析して作ったマタタビ粒子を機関に入れてますがね。.......どうしました、先生?]

  「寅さん。」

  「は、はい。」

  「このことは口が裂けても和義には言わないでもらいたい。さもないと.....。」

  「さ、さもないと?」

  「間違いなくこの艦内からマタタビが匂いひとつ残さず消えることになる。おまけでその若いアイルーも。あともちろん、プラントも。」

  「神に、いや、管理者のあねさんに誓ってこのことは他言しないニャ。」

  「緘口令も敷いておかねばな。」

  「ぐッ!(親指を立てて同意の意を示す寅さん。)」










   はい、というわけで第2話書かせてもらいました。

   しかしまぁ、しょぼい......。この一言で最近全て片がつく気がする。

   主人公機は悩んだ末、AC4Aのノブリス・オブリージュをちょこっといじくった機体に決定しました。

   スペック等々はそのうち機体設定で1枠作らせていただいてお知らせします。
   ですがあえて一つだけ宣言するならこのSSのなかでのACは平均21mの大きさで主人公機に至っては25mの大きさです。

   なぜかって?戦術機より小さかったらインパクトないじゃん!!てな理由です

   それではまた次回も生ぬるい目でみまもてください。


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