ALYSTA505の回収

May
06
2011

 (弊社の)連休明け早々に、待っていたのは「ALYSTA505 NCQ」の製品回収騒動でした。お客様からご報告いただきまして、早々に調査したところ、5.25メインフレーム(L)とリアシャシーの勘合部分が、1.7mmずれていることが判明。すわ、設計ミスか!?と冷汗をかきましたが、加工時の展開ミスと言うことが判明して、早速代替部品の製造を依頼し、手持ち在庫全数を改修いたしました。

 

 オフィシャルブログでも発表の通り、出荷数量は12台と比較的少なかったことも不幸中の幸いでした。しかし、GW中のデリバリをうたいながら、お客様には大変なご迷惑をおかけいたしまして誠に申し訳ございませんでした。この場を借りて心からお詫び申し上げる次第です。

 

 さて、お客様の指摘をオンラインサポートが報告を上げたのが本日10:00前後、そして早々に原因究明作業を行い、11:00には部品加工メーカーに事実説明を行うとともに代替部品の加工を依頼し、その後弊社工場では受け入れの準備を行いながら、16:00には改修部品が納入され、先ほど(18:10)までに全数の改修を終了いたしました。この対応は非常に速かったと思いますし、またお客様に対する通知、そして対策発表も非常にスムーズに出来たことは、(会社を預かる身としては)非常にスタッフは頑張ったと思います。明日には、全数代替機の出荷を行いますので。

 

 それにしても・・・僅か1.7mmとはいえ、間違うはずのない取り付け穴寸法を間違えるとは・・・事故と言うのは予想出来ないところで発生するものだ、と感じます。今回新規機種も含めて、NCQ対応で出図した図面数は約470枚ほどで、明らかにプログラミングミスとなったのは、この僅か1枚。もちろん今の時代は、データ出図データ取り込み、そしてデータ展開なので、極めて精度は高いのですが、人為的な作業もないわけではないので・・・。まだまだ不満な部分もNCQとしては在りますが、それでも私は非常にうまく(製造の展開が)出来たと思っています。

 

 いよいよ弊社は今日から通常業務ですが、身を引き締めなさい!というお告げなのかもしれません。何度も書いてますが、震災後の日本経済は、この5月、6月が試金石です。弊社も6月は本決算月ですので、私が社長を預かりちょうど1年です。さらに言うと、今年はフルアルミケース生誕10周年にあたり、是非、WiNDyブランドを確固たるものに、再生したいと私は思っています。いや、再生じゃないですね、もう新しいフェイズに入っていますから。

 

製品回収および代替品送付のお知らせ

> http://windy-online.com/blog/official

 

 

Posted by hoshino | この記事のURL | コメント (1) |

コメント

東日本大震災義援金

3月14日のブログ記事にて、東日本大震災義援金についてコメントした者です。

3月22日の時点では
「日本赤十字社を通じて被災者のお役に立てるよう準備いたします。
 正式なご報告は4月中に弊社ウエブ上でさせていただきます」
とありましたのを拝見しましたので、コメントはご参考にはしていただけたとは思うのですが、
「4月中」を過ぎ、5月に入ってもこの「ご報告」は見られないようです。

対象商品が完売するまで義援金を送るのを待つとか、振込手数料の事を気にしておられるのかもしれませんが、
ゆうちょ銀行・郵便局では窓口からなら義援金払込は手数料は無料になりますし、
銀行でも同一行内(本支店間)であれば手数料は不要ですから、分割して送金しても問題はないと思います。
http://www.jrc.or.jp/contribution/l3/Vcms3_00002069.html
日本赤十字社から正式な受領証をもらうには数ヶ月要しますが、
窓口で受け取れる半券は寄附金控除申請の際に受領証として利用できます。

何か事情があって報告できない、あるいは送金が遅れているのかとも思いますが、
送金の遅れは被災者支援の遅れにつながりますし、このまま放置した場合、
購入者から預かった「義援金」を自分の懐に入れていると解釈される恐れがあり、
「義援金詐欺が疑われる便乗商法を行っている会社」として御社への不信感を招くことになるでしょう。

一刻も早いご報告をお待ちしています。

Posted by: 神戸ひとし at May 08,2011 09:41

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