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美浜原発1号機、10年内に廃炉 敷地内に新炉 関電

2010年6月28日16時50分

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 関西電力は28日、国が40年超の運転を認めた美浜原発1号機(福井県美浜町、34万キロワット)について、今後10年以内に廃炉して敷地内に新たな炉を増設する「リプレース(置き換え)」を行う意向を表明した。11月に同1号機が運転開始から40年に達することを踏まえ、同社の森詳介社長が、福井県の西川一誠知事に方針を伝えた。

 原子力安全・保安院が同日午前、美浜1号機の運転の10年延長を認可。これを受けて森社長が西川知事に、運転延長と廃炉後の置き換え計画について説明した。

 森社長は「(1号機の)後継機設置の可能性について検討し、自主的な調査を実施していきたい」と説明。これに対し、西川知事は「方針を了承するかどうかは、議会の議論や意見を踏まえ、慎重に対応したい」と答えた。

 森社長は知事との会談後に記者会見し、後継機の設置場所を「美浜原発の周辺」とした。また、1号機の運転を10年以上延長する考えはないとしている。(西山明宏、高橋孝二)

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