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避難者も「原発No」 大阪・ミナミでデモ

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写真:「原発いらない」と声を上げながら御堂筋を行進する市民=7日午後4時22分、大阪市中央区、丸山写す拡大「原発いらない」と声を上げながら御堂筋を行進する市民=7日午後4時22分、大阪市中央区、丸山写す

 福島第一原発の事故を受け、市民約千人が7日午後、脱原発を訴えて大阪・ミナミの繁華街をデモ行進した。放射能汚染の心配から、東北・関東地方から関西へ避難してきた家族らも参加した。

 原発事故後、福島市から大阪府高槻市に引っ越した加藤裕子さん(49)は長女の裕美さん(10)と参加。事故前は原発には全く関心がなかったが、「立地県で被害にあった者としてできることをしたい」と参加した。裕美さんは「原発のないニッポンを」と書かれた風船を持って歩いた。

 裕美さんが通っていた小学校では授業再開後も学校の指導で校庭では遊べず、「ここで子育てするのは不安だ」と思った加藤さんが仕事の契約更新を断り、避難を決めた。「原発を無くした後の代替案は私自身はまだ考えられていない。でも、まずは問題点を知ることから始めたい」と話した。

 夫を川崎市に残し、大阪市に移った森山里沙さん(34)も長女の空音(そらね)ちゃん(4)と歩いた。「事故で人生を狂わされたという怒りがある。安全が一番大事。自然エネルギーなども選べる世の中になって欲しい」と話した。

 デモは、東京都在住の男性会社員(28)らが呼びかけた。関東と関西で事故への関心に温度差があると感じるという。「敦賀原発の電力を使っている関西からも声を上げ、すべての原発を止めねばならない、という社会の流れを作っていきたい」と語った。(丸山ひかり)

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