2011年05月08日

続・日本の「癌」を治せ!

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前エントリーより続く 

排外主義で在るべき市民運動目指せ

軸を失くして無目的に陥り、単なる保守運動に埋没する勿れ!
 
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写真:渋谷駅前の署名活動で呼びかけを行なう筆者

20110505_01 繰り返し述べる。

 大震災という非常事態に際し、冬季を越して今のところ首都圏・関東電力管内における「計画節電」は行なわれていないが、夏に向けて各家庭や各企業、各公共施設におけるエアコンや家電製品の稼動が熱中症を防ぐ意味でも死活的な問題となってくる。

 夏季の電力不足が懸念されるエネルギー問題の観点からパチンコ節電を求める署名活動を各地で展開しているが、我々は何もパチンコが嫌いだとか、それを運営する在日朝鮮人が嫌いだからという理由のみでこのような署名活動を行なっているわけではない。

 パチンコを経営しているのは在日朝鮮人のみならず、かねてより朝鮮系に駆逐されつつあるが、台湾系にせよ支那・香港系にせよ、大量電力を消費していたり日本人をパチンコ中毒にして蝕むなど諸々の問題においては同じなわけで一律的・平等に節電および営業自粛が科せられて然るべきだろう。

 同様に、歪な入管法上の特権として在日朝鮮人と同じく「特別永住外国人」とされる者の中には台湾人も支那人も存在するわけで、特別永住制度に基づいて他の外国人よりも特権的な地位を享受している者らは等しくその資格を剥奪されるべきである。

 その意味で在日朝鮮人をはじめ特別永住者が享受している特権的待遇の廃止を目指す市民団体『在特会(在日特権を許さない市民の会 =桜井誠会長=)』のスタンスとは特別永住者の大多数を占める朝鮮人は勿論のこと、台湾・支那などどこの国籍者であろうと一律的な排除を目指す「排外主義」に根差していなければならない。

 先ごろ、在特会はドラマ『ハガネの女』を放送したテレビ朝日に対する抗議行動を展開したという。同ドラマは女教師を主人公に学校教育現場における様々なテーマを取り扱っているようで、その一回としてフィリピンをモデルにしていると思われる架空の国「セラヴィナ」から両親と共に日本に不法入国・不法滞在していたため強制送還を命じられた外国人女子児童を描いた物語があった。

 このドラマについては運動仲間からの回覧メールでの知らせがあり、私もこのドラマは全部ではないが、さらっと視聴した。フィリピンをモデルにセラヴィナをさも典型的な後進国であるかのように描いていたのはともかくとして、両親と共に強制送還を命じられた「タオ」という少女を守るため児童が教室にバリケードを築き、必死の抵抗を試みる様は映画『ぼくらの七日間戦争』(角川映画)を思い出す。

 たかが小中学生くらいの児童の抵抗に遭って敗退するようなら入国管理局員(警察官)など辞めたほうが良いと思うが、実際に入管局員が学校それも授業中の教室にまで赴き、不法滞在外国人の児童を引きずり出してでも強制送還に踏み切るくらいのことを日本国がやってくれているのなら言うことはない。

 しかし、現実には埼玉県蕨市の不法滞在フィリピン人カルデロン一家(ドラマ・ハガネの女におけるセラヴィナ人タオのモデル)のケースにも見られたように、日本国政府・法務省入管局はそこまで踏み入ることさえ出来ないのである。
 だから在特会のような市民団体が国家に代わって現地・蕨市の市内にて、ノリコ・カルデロンが通う中学校前を通過(ただし休日であった)してまで強制送還を求める抗議デモ行進を展開した。

 これを歪曲して、あたかもカルデロン本人を直接攻撃・襲撃したかのように「乱暴だ!」として批難する向きもインターネット上には散見されるが、そのような低劣な批判はその者らの主観に過ぎない。我々は蕨市内において入管局が授業中の学校に乗り込んででもカルデロン本人を引きずり出してフィリピン行きの飛行機に乗せろと主張したのであって、仮に直接的に抗議をしたからといって、また相手が子供だからといってそれが何だと言うのだろうか。

 さて、在特会のテレ朝に対する抗議行動は、同放送局がセラヴィナというフィリピンをモデルにしたと思しき国をいかにもスラムと廃墟、ゴミ溜めのような最貧国として描いたことがフィリピンに対する差別的な報道であるとして合法的に在留する在日フィリピン人にも糾合を呼びかける趣旨となっていた。

 だが、どこの放送局が半ば公然と児童買春・売春が見過ごされているような東南アジアやフィリピンをどう描こうと、そのようなことはハッキリ言ってどうでも良いわけで、問題は日本という国を訳の分からぬ不法入国のフィリピン人や合法滞在とはいえ得体の知れない外国人の巣窟にするつもりなのかということだ。

 当のフィリピン政府から日本のテレビ局に抗議があったのならともかく、こちら側(日本人の側)からフィリピンの捉え方についてわざわざ放送局に抗議する必要はないし、まして在日のフィリピン人と共にその捉え方について考える必要もない。

 無論、在特会の方向性とは桜井会長の裁量で決するもので、在特会の在日フィリピン人への呼びかけは一種のロジックとして用いたパフォーマンス的なものであったことは理解しているが、在日特権以外の問題でも同会のスタンスが曖昧で核や軸を失ったものにならぬよう具申したい。

 私がこうした問題提起をしているのは、かつて私が東京都本部広報委員長として属していた選挙団体『維新政党・新風』では人権擁護法案の党内バージョンとも言うべき「民族差別を許さない」とする党声明が発表された。今や日本人が在日朝鮮人はじめ外国人から差別されているというのに何ともトンチンカンな党声明で、その日本人への差別問題こそ「維新」を標榜する政治団体が社会に提起する使命を帯びていたはずだ。

 しかしながら、新風は「排外主義路線」との明確な決別を選択し、その結果、平成22年度の参院選挙では出馬にも至れない衰退ぶりで今日に至っている。
 今度は在特会が敵対勢力やマスコミから「排外主義者」という有り難く「名誉ある称号」をせっかく与えられながらも、「良い朝鮮人」だの「悪い朝鮮人」だのといった区分けに見られるように、その排外主義のカラーを掻き消そうと躍起になっているようにも見える。

 そのため、在特会とその周辺からは「このままでは在特会は新風のようになってしまうのではないか」と懸念する声が沸き起こっているのだ。
 既に新風と在特会の両方の団体から去っている私だが、広義では「同志」「身内」であることに変わりはない。

 新風にせよ在特会にせよ、政治・社会運動やら組織の事情について何も知らない方々から見ればいずれも現状のままで十分「極右」「右翼」であり、私がここで話題にしていることなど何のことやらサッパリ意味が分からないと思うが、ここが重要である。

 排外主義では市民運動や大衆運動として成り立たないのか? 
 極右ではない、右翼じゃない、排外主義じゃない…自らに貼られたレッテルを否定することに躍起となり、世間に迎合してご機嫌取りのような姿勢に終始するあまり極右・排外主義路線を志向する勢力が去り、一方では一端の政党活動や市民運動として認められたわけでもなく、結局は衰退してしまった過去の例からここらでいい加減に学ぶべきではないか。

 新風や在特会に限らず、私のブログなども社会の様々な分野で活躍しながら変わらず支援・応援してくれている人々がいるが、そうした人たちは「戦後日本」という現在の常識・社会通念で言ってしまえば「極めて特異な考え方」を持った人たちであると言える。
 しかし、極右・排外主義と称する者を支持するなど、現時点では「特異」とされる人たちの考え方こそ常識・社会通念とするには、そうした人ばかりを糾合して実際の行動に移していかなければ、いつまで経っても世の中は「戦後」のままである。

 つまり、極右・排外主義など先鋭的と言われ、およそ政党活動や市民運動とは程遠いと思われたところにこそ実は私たちが志向すべき方向性があるのではないか。
 極右、排外主義、先鋭的で一体何が悪いのか?

 政治・社会運動としての確たる軸を失い、単なる保守運動やタダの政党活動に埋没することほど我々の陣営・勢力にとって恐ろしいものはない。
 
 私はこれまでインターネットでの呼びかけを中心に集まった人々の運動体を「行動する保守運動」から「行動する運動」「行動する社会運動」そして「排害(排外)主義運動」果ては「民族解放運動」など、ブログ上で時々に応じてその呼称を変遷するように努めてきた。
 それは国や社会の在り方が普遍的なものではなく、常に変動していくように、自分たちこそ率先的により先鋭化していかなくてはならないという考えに基づくものだ。

 世論が先鋭化することによって自分たちが先鋭化するのではない。それでは遅いし何も労さずにそうはならないものだ。自分たちが先鋭化していくことで世論を先鋭化させなければならない。

20110505_03 これは未だ「保守運動」を標榜している在特会に対する批判ではなく、既に起きている現実として伝えたいことなのだが、関東圏の然る在特会員は日雇い労働や派遣労働ながらも就職してはまた辞めるといったことを繰り返し、僅かでもお金さえあれば朝から新装開店のパチンコ屋に並び、例の如く大負けしては居酒屋での社会不満や愚痴に明け暮れ、電話で呼び出されて自棄酒に付き合わされる羽目になった運動仲間を唖然とさせたという。

 有り余ったお金の一部を注ぎ込むのではなく、仕事をサボり家賃や光熱費に回すべく生活費の全てを投げ出してまで到底勝てる見込みのないパチンコに勤しんでいるのだから「負けちゃったっスよ〜」となるのは当然で、パチンコ屋に並んではせっせと経営者の在日朝鮮人に寄付するか、生活の全てを投げ出してでもパチンコ撲滅など在日特権廃止の運動に勤しむか、同じ中毒・狂信性であってもどちらが健全かは一目瞭然である。

 もっとも現職の警察官でありながらパチンコに熱狂する者もいるわけで、こうした現象は一般企業のサラリーマンであろうが在特会員であろうがどこの世界、どこの業界・業種にも共通する社会の一つの貌(かお)であって、それを以って組織なりの存在全てが否定されるべきではない。
 まして警察に至っては上層部が挙ってパチンコ産業に天下りするなど、その利権を一手に握っているのだから現職の警察官の中からパチンコに嵌ってしまう者が出てくるのも致し方ないわけで、こうした組織の在り方が構成員にも緊張感の無さと中弛みを招き、ひいては社会の在り方そのものにも影響を及ぼすことが官公庁など国家権力組織にも随所に現われている。

 このところパチンコ協会への直接的な抗議行動やポスター製作をはじめ、反日左翼に対抗した原発推進デモ、テレ朝への抗議など時々の話題に即応する在特会の着眼点と行動力は良いとしても、自らの行動・運動に在るべき軸が定まらなければまた行動・運動も単なるストレス発散に終始して無目的に陥ってしまうのではないか。
 排外主義という悪名を甘受するも排除するも在特会次第だが、在日特権という「敵性民族」「敵性国家」を見定めるべき市民運動・社会運動において、如何に先鋭的との誹りを受ける主義思想であれ、外国人・異民族に対するスタンスを曖昧にすることがあってはならないとする関係者一同の懸念をここに記す。

 
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大量の破産者・自殺者を出すパチンコ中毒

『2ちゃんねる』(誹謗中傷)で死に追いやられた人も数知れず!
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Posted by samuraiari at 13:40│Comments(3)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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この記事へのコメント
宣言 ・・先ずは特亜3国人は 要らない
それから 国中が排外主義に徹しなければ尖閣も守れない 武力竹島奪還はもっと無理 北方領土などは永久に無理
Posted by ネオ東條英機 at 2011年05月08日 17:00
5
在特会というか行動する保守の運命の分かれ目という感じがしますね。

ここで穏健路線で停滞、衰退していくか排害主義運動という急進路線を取り、悪名を馳せ、憎まれっ子世に憚るのかのね。

穏健路線でいくなら、チャンネル桜でも日本会議でも数や資金力がある団体があるので、差別化できないと思います。

寧ろ、そういった穏健保守団体との差別化の為には排外主義運動を旗印に世間に訴えかけ続ける事こそ必要なのではないのか?

桜井会長や西村修平さんといった御大達にはそういった事をよく吟味して頂いて活動して頂けたらなぁと思う所存であります。

Posted by くすくす at 2011年05月08日 17:05
頑張ってくださいね。
パチンコはもう害毒なものでしかないんですから。
昭和ののんびりした時代の時間つぶしに、
しいてチョコレートなどと交換していたものとは全く別物です。

時代は貧しい時代から豊かな時代になっているんです。
それとともにパチンコも娯楽から危険なものへ変わっています。
日本人はそういう客観性的警戒心というような神経が無くなっているようですね。

まだ欧米人はそういう精神が生きているようです。
世界は堕落の傾向はありますが、
それに気付くかどうかでその民族が生き残れるか決まりそうです。
その意味でも民族を守るという意識は待たなければ日本民族は絶えてしまいそうです。
兎に角、有門さんのようなこれからの人に本当に頑張って頂きたく思います。
陰ながら応援してます。

Posted by misa at 2011年05月08日 17:17

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