2011年5月8日5時12分
富山、福井、神奈川の各県によると、今回、食中毒症状を発症した患者がユッケを食べたとしている期間は17〜26日にわたり、汚染された肉がえびす各店に継続的に納入されていた疑いがある。
福井渕店と砺波店はチェーン全20店の中で、4月のユッケ用生肉の仕入れ実績は平均以下だった。
砺波店の仕入れ実績は計84.2キロで20店中16番目。4月に仕入れがあった日は計10日しかなく、全20店舗で、2日続けて仕入れたことのない唯一の店だった。また福井渕店は計88.6キロで14番目。仕入れがあったのは計14日だった。
こうした店では、仕入れた肉の保管期間が比較的長くなるため、菌が付着していた場合は増殖しやすい環境だったおそれもある。(生田大介)