【地震】国と東電、情報公開の甘さ露呈……11日の原子炉水位問題で
これまで1号機~3号機の炉内データは3月12日からのものが首相官邸のサイトなどで一般公開されていたが、震災直後の11日のデータについては、一般に公表されていなかった。今後の11日炉内データの公表の有無について東電の担当者は、「データは国には渡しており、(一般公開されるかどうかは)国の判断次第」だとしている。また今後同社のホームページなどで公開する予定はないという。経済産業省に問い合わせたところ、担当者は今後検討していくなどとコメントしている。
1号機の水位は、11日の夜から急激に下がり始め12日午前8時49分のデータでは、燃料棒の一部が露出したことになっている。しかしどの程度露出したかについては、国による発表と東京電力による発表で食い違いが見られる。国による発表もソースは東電であるにも関わらず、首相官邸に掲載されているデータでは40cm、東電が報道陣に公表したデータでは30cmとなっている。東電担当者は「(データが食い違う)原因は分からない。、データは東電から提供されたものを掲載しているため、数字の食い違いの原因については分からないとのこと。これから調査していきたい」と述べている。また経済産業省に問い合わせたところ
※追記(8日19時):東電担当者によると、12日午前8時49分の1号機の水位について、正確な値を特定するに至らなかったため、官庁へ「-400mm~-200mm」と幅を持たせた形で提供。情報公開の際、官庁側では最大値の-400mmを、東電側では中間値の-300mmを発表したとのこと。
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