
いわゆる【愛のコリーダ】であります。
私は不覚にも、この映画をしみじみと見たのは、ほんの数年前でした。
出来た当初は未成年。しかも日本での上映は確か巨大ボカシだらけ。
大島渚が怒っていた事まで覚えています。
もっとも、当時にコレを見ても、エロ映画にしか見えなかった可能性
もありますがね。
そして見る気を完全に消し去ったのがクインシージョーンズとかいう
ガイジンのクソ曲です。
なんですかアレは?
オテモヤンかい?
映画にリスペクトされて作ったらしいですけど、全く余計な事をしてくれたもんです。
そしてそれが日本で大ヒット・・・
私の中の暗黒時代のひとつと言えます。
あのしょーもない曲が耳に付いたお陰で、同名の映画なんて見る気もしなくなった
のは言うまでもありません。
あの曲が好きだとぬかす輩とは、一生心開く友にはなれないと思います。
 
 
 
 
 
 
さて、改めて見たわけですけどね、藤達也のチンポが小さいという先行知識
が些か邪魔でしたが、そりゃあもう素晴らしい映画だったわけです。
クインシージョーンズの曲も流れたりはしません。(『当然だ!』 by 大島渚)
そしてなんといっても松田英子が素晴らしいのです。
そして、ほぼ全編濡れ場で映画を成立させた大島渚監督の勇気に
大きな敬意を払います。
【 
L'Empire des sens 】
