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亀田興毅選手 バンタム級初防衛

5月7日 23時13分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

プロボクシングのWBA=世界ボクシング協会のバンタム級のタイトルマッチが行われ、チャンピオンの亀田興毅選手がテクニカルノックアウト勝ちで、初めての防衛に成功しました。

亀田選手は、去年12月、ライトフライ級とフライ級に加えてバンタム級の世界タイトルも獲得し、日本選手で初めて3階級制覇を果たしました。初の防衛戦は地元・大阪で行われ、ランキング14位、ニカラグアのダニエル・ディアス選手と対戦しました。亀田選手は序盤から持ち味のスピードを生かして動き回り、相手との間合いを詰めては、得意の左ストレートで攻め込みました。身長差がおよそ8センチと体格では劣りましたが、終始相手を圧倒し、第8ラウンドではバランスを崩した相手に左フックを合わせてダウンを奪うと、終盤の第11ラウンドでは亀田選手の左ストレートが相手の顔面をとらえました。このラウンド終了後にレフェリーが試合を止めたため、亀田選手はテクニカルノックアウト勝ちを収め、初めての防衛に成功しました。試合のあと、亀田選手は「きょうは、とにかくがむしゃらにぶつかっていくことがテーマだった。大震災で落ち込んでいる東日本の人たちに、この試合を見て少しでも明るくなってもらえたらと思い、気持ちを出して頑張りました。地元の大阪でタイトルを防衛できて最高の気分です」と話していました。