奄美・徳之島で闘牛大会　激しい勝負に観光客ら歓声

　鹿児島県・奄美群島の徳之島で５月の大型連休中に相次いで闘牛大会が開催され、住民や観光客でにぎわった。

　奄美地方は平年より早く先月末に梅雨入り。伊仙町の東目手久闘牛場で４日行われた全島一を競う大会も雨の中の開催だったが、家族連れや若者の姿が目立った。

　最大１トンほどの牛同士が激しく角や巨体をぶつけ合うと、観客から歓声が上がった。勝負が決まると、牛のオーナーらが場内で太鼓を連打。「ワイド、ワイド」の掛け声と踊りで勝った牛を祝福した。

　徳之島町の写真スタジオ経営、加川徹さん（５２）は「島の楽しみでエネルギー源。勝つか負けるかの真剣勝負が闘牛の魅力だ」と語った。