2011年5月7日14時59分
牛肉などの生食について厚生労働省は1998年に衛生基準を設けた。O(オー)111などの細菌が肉の表面に付きやすいため、表面を入念に削り取るなどの加工や調理法を求めている。えびすの店舗では表面を削らず、使っていたと説明。「削り取りは大和屋商店の作業だと認識していた」としている。さらに細菌検査を一度もしておらず、衛生管理が不十分だったと認めている。合同捜査本部は、肉を加工する作業をどちらが負うことになっていたかについて、契約内容や両者の認識を調べている。
一方、警視庁と神奈川県警は7日、合同捜査本部に加わった。神奈川県内でも同チェーン2店舗で客が食中毒症状を訴えている。