(cache) 戦術貫き連敗断て　浦和、7日柏戦

2011年5月7日(土)

戦術貫き連敗断て　浦和、7日柏戦

ミニゲームで調整する田中（右端）原（左から２人目）ら＝６日午後、大原サッカー場

　２連敗中で１５位に沈む浦和は７日、２位と好調の柏と対戦する（１６時・国立）。ペトロビッチ監督は「結果が付いてきていない状況だが、もう一度、自分たちのサッカーでやれるんだということを証明する試合になる」と述べ、連敗を脱して戦術の正当性を示す構えだ。

　チームは６日午後、大原サッカー場で最終調整した。帯同メンバーとそれ以外の選手に分かれて練習し、今季清水から移籍したＦＷ原が初めてベンチ入りする。パス練習、ミニゲームなどで汗を流し、最後はサイドからのシュート練習で終えた。

　ペトロビッチ監督は柏の印象について、「しっかり攻撃を組み立て、鋭いカウンターもできる」と話した上で、「自分たちがボールを支配し、相手に簡単にボールを渡さないことが大事になる」と勝利へのポイントを話した。

■自身戻す1勝に

　「自分たちのやり方が正しいという確信を持って臨む」。柏戦に向けてペトロビッチ監督は強調した。

　仙台、横浜Ｍ戦といずれも引いた相手を崩せず、２試合連続のノーゴールで連敗。チームの中で、目指す方向性にブレが出ることを指揮官は危惧する。

　横浜Ｍ戦の翌日には、１時間以上にわたるミーティングを敢行。柏木は「みんなで話し合ったし、ネガティブにならず、自分らを信じて、自分たちのサッカーをしていくだけ」と力を込める。

　正当性を証明するには勝つしかない。柏はポゼッションサッカーを志向する攻撃的チーム。開幕から３勝１敗の２位と勢いに乗る。柏のホームゲームであり、浦和が相手とはいえ、最初からラインを下げてくるとは考えにくい。真っ向勝負で臨んでくるはずだ。

　浦和とすれば、前線からの守備と、素早い攻守の切り替えという特長が出やすい相手。この２試合とは少し色合いの違ったゲームになる。だからこそ負けられない。“ペトロ浦和”の自信を取り戻す１勝にしなければならない。

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