人知れず被災地への救援活動を行ない、新たな「伝説」をつくった“エガちゃん”こと江頭2:50。
以来、株は上がる一方で、4月に行なわれた女子高生限定の試写会で実施された「本物のヒーローは?」というアンケートで堂々の1位を獲得。長年「嫌いな芸人」ランキングの常連だった“汚名”を返上した。
エガちゃんといえば、世界中でカラダを張った数々の伝説をつくっている。トルコで全裸パフォーマンスをして国際問題になったのは有名な話。また、北京五輪・女子レスリング会場の観客席で、金色の全身タイツを着て踊っている姿が国際放送で流れたりと、まさに神出鬼没。そんな江頭氏と何度も同行取材をしているフリーライターの畠山理仁さんが、「知られざる“江頭伝説”」を教えてくれた。
「1999年に一緒に北朝鮮を訪問したとき、ホテルにプールがあったので、せっかくだから泳ごうということに。で、江頭さんは誰もいないプールに飛び込んで、上がってくるときにわざとフルチンになるんです(笑)。僕のためだけにそんなことをしなくてもいいのに。サービス精神が旺盛なんですね」
北朝鮮のプールでフルチン……。日本でさえ犯罪なのに、将軍サマの国でモロ出しするとは恐るべし。畠山さんは続ける。
「2009年5月には、新型インフルエンザの患者が出た香港に行きました。使い捨てマスクを日本から持っていって、香港の街中で配ったんですね。ここでも芸人魂は健在で、精肉店の店頭にぶら下がっていた豚にもマスクをかけて、一緒に写真を撮って現地の人に大爆笑されていました」
こうした伝説の真相を本人にたずねようと事務所に取材を申し込んだところ、「申し訳ないですが、本人の意向でお受けできません」と断られてしまった。ちなみに本人のモットーは、「1クールのレギュラーよりも1回の伝説」だそうだ。