愛らしさ時を超え 与謝野・商家で明治期ひな人形展
京都府与謝野町加悦のちりめん商家邸「旧尾藤家住宅」で、同家に伝わる明治期のひな人形の企画展が開かれている。人形と一緒に飾られたミニチュアの炊事道具も並び、丁寧に作り込まれた品々が時代を経ても変わらない女の子への愛情を感じさせている。
ひな人形は、11代目庄蔵の妻つる(生年・明治20年)と、長女の千津(同40年)、長男の妻千世子(同43年)のためそろえられた3組を座敷などに飾っている。
企画展示室には、手のひらに乗る大きさの鏡台やお針箱、火鉢など約60点を展示。小さいながらも水をくむつるべや神棚など当時の調理場を細かく再現した台所セットなどもあり、ミニチュアとは思えない精巧さが来館者を楽しませている。
4月3日まで。午前9時から午後5時まで。月曜休館。一般200円。TEL0772(43)1166。
【 2011年02月13日 13時47分 】
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