ファイルを削除しようとして下記のダイアログが開かれ、削除できないことがあります。
これは、他のプログラムによってファイルがロックされているために起こる現象です。
ダイアログには「ほかの人」と書かれていますが、正しくは「ほかの人が使っているプログラム」によって使用されている状態と考えていいと思います。
また、モニター上では関連ファイルをすべて閉じているのに、このエラーが出ることもあります。
これは、おそらく、プログラム等の終了後も、エキスプローラ等からのロックが解除されていないために起こるのではないでしょうか。
「UnLocker」は、このように、他のプログラムによってロックされている状態を解除するプログラムです。
●スパイウエアの駆除
最近のスパイウエアは手口が非常に巧妙になっていて、有害なファイルを見つけて削除しようとしても削除できないことがあります。
これは、そのファイルがエキスプローラ等、他のプログラムによってロックされているからです。
セーフモードでファイルを削除するとか、タスクマネージャを使って、そのプロセスを停止して、ファイルを削除できる場合もありますが、そのファイルが「Explorer.exe」や「Winlogon.exe」によってロックされていれば、セーフモードでも削除できませんし、「DLL」ファイルが使われていると、タスクマネージャでは表示できませんので、これも、削除できません。
このような時、「UnLocker」を使ってロックを解除して削除してみてください。
●ダウンロード
http://ccollomb.free.fr/unlocker/
上記サイトへアクセスして「Unlocker 1.8.1 - From this website」をクリックしてください。
●インストール
「UnLocker」はシェルの拡張機能としてインストールされ、エキスプローラの右クリックメニューに表示されます。このため、インストールの途中で、そのとき開かれているエキスプローラの画面がすべて閉じられますが、異常ではありません。
ダウンロードされるファイル「unlocker1.8.1.exe」はインストーラーです。
ダブルクリックすると下記画面になります。
自動的にOSの日本語環境を検出して日本語が選択されています。
以下、日本語のセットアップウィザードが表示されますので画面の指示に従います。
(画像のバージョンが古いものになっているものがありますがご辛抱ください。)
「アップデートをチェックする」
起動時に自動的にダウンロードサイトに接続して最新バージョンをチェックする機能です。
この機能を停止させたいときは「Unlocker」を再インストールして、この項目のチェックをはずしてください。
「右クリックメニューを追加する」
便利な機能です。ぜひ選択してください。
「Assistant」
エキスプローラ等で、削除エラーが発生した直後に自動的に「Unlocker」が起動させる機能です。
システムトレーに「UnlockerAssistant」のアイコンが表示され、右クリックして下記オプションを選択できます。
「Autostart」
チェックを入れると下記レジストリに「UnlockerAssistant.exe」が登録され、パソコン起動時に「UnlockerAssistant.exe」が実行され、プロセスに常駐します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
「Close」
これを選択すると「UnlockerAssistant」のアイコンが消えてしまい「UnlockerAssistant.exe」の機能が働かなくなります。
再表示させたいときは「Unlocker」をインストールしたフォルダにある「UnlockerAssistant.exe」をダブルクリックしてください。
「送る」に登録する
エキスプローラの動作が遅くなるのでお勧めしません。
「完了」
ボタンを押してインストール終了です。