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【プロ野球】

鬼門ナゴヤ連敗9で止めた 坂本が決勝打

2011年5月7日 紙面から

◇巨人3−0中日

 味方ベンチに向けて小さく拳を突き上げた。巨人の坂本は一塁に達すると、喜びを隠そうとしなかった。0−0で迎えた7回1死満塁、チェンの抜けたフォークを中前へ。「前の打席でいい感じで打てていたので、そのままのイメージで打ちました」。体の感覚に任せるがままに放った決勝の2点適時打。今季最初の中日戦を制し、ナゴヤドームでのリーグ戦連敗を9で止めた。

 打席に入る直前、先発の内海が代打を送られていた。この回に得点しなければ、左腕に勝ち星はつかない。「すごくいい投球をしていたので、白星をあげたい気持ちでした」。昨季はナゴヤドームで48打数6安打、打率1割2分5厘と沈黙。中日とのクライマックスシリーズファイナルステージでは、腰痛を発症して3試合でスタメン落ちした。「悔しい思いがあったのでね」。屈辱を晴らす一振りだった。

 昨季は自身初の144試合フルイニング出場を達成。今季も同じ目標を掲げる。そのための体調維持に対する意識は極めて高い。ヤフードームなどベンチ裏に消毒液がある球場では欠かさず両手に塗り付ける。食事面では野菜を苦手としているため、代わりに青汁を飲み始めた。ペットボトルに詰めてグラウンド内に持ち込み、練習中に口にするほどの徹底ぶり。ビタミン、グルコサミンなど数種類のサプリメントも摂取。体の外から内から、ケアにこだわり抜いて試合に臨んでいる。

 鬼門ナゴヤでの完封勝ちに、原監督は「悪いことじゃないね。きょうは投打がかみ合った」とうなずいた。昨季の二の舞いだけは避ける。それがリーグ優勝奪回のためのカギになる。 (永山陽平)

 

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