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「花と蛇」などの官能小説で知られる作家・団鬼六(だん・おにろく、本名・黒岩幸彦=くろいわ・ゆきひこ)さんが6日午後2時6分、胸部食道がんのため、東京都内の病院で死去した。79歳だった。葬儀・告別式の日取りは未定。喪主は長男・黒岩秀行(くろいわ・ひでゆき)氏が務める。
団さんの代名詞ともなった「花と蛇」。その映画版の新旧作に主演した2人の女優も、団さんの死を悼んだ。
74年版に主演した元女優の谷ナオミさんは「父を亡くしたような、両手両足がなくなったような気持ちです…」と言葉を詰まらせた。
数日前に団さん宅に電話し、同作が上映される7月のパリ国際映画祭に招待されたことを報告したのが最後の会話。「『死ぬ前に会いたいよ』っておっしゃったから、『寂しいこと言わないで』って言ったんです。息苦しくなったみたいで、すぐ酸素吸入に戻られました」。80キロ近くあった体重が、47キロに減ったことも聞いたという。
現在、熊本市内でスナックを経営する谷さんは、団さんが断筆宣言していた時期には「こっちに来て温泉入ったら、筆が進むわよ」と勧めるなど、親交が深かった。「松次郎さん(団さんの旧筆名)は怖いと思われていたかもしれないけど、本当はおっちょこちょいで面白い方でした」。谷さんの人気が爆発したのも「花と蛇」主演がきっかけ。「今の私があるのは『団鬼六』のおかげです」と振り返った。
また、04年版主演の女優・杉本彩は、地方のロケ先から、追悼のコメントを発表。「初めてお会いした時、作品のイメージからは想像できない優しくて穏やかな先生のお人柄にふれて、ほっとしたことを思い出します。もう一度、先生と一緒にお酒を飲みたかった」と、しのんでいた。
映画「花と蛇」シリーズを配給する東映ビデオは、追悼上映やお別れ会を検討。また同社によると、昨年公開の「花と蛇3」に主演した小向美奈子とは連絡が取れないという。
◆「花と蛇」 緊縛の快楽におぼれる社長夫人の性を描き、日本の「SM小説」の原点とも称される作品。74年に初めて映画化されて以降、小向美奈子が主演した昨年の「花と蛇3」まで計8作が公開されている。
(2011年5月7日06時02分 スポーツ報知)
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