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OPBF東洋太平洋、新ランキング発表
- 2011.05.02
- OPBF(東洋太平洋ボクシング連盟)がこの度、新ランキングを発表した。今月の王座変動はウェルター級新チャンピオンに就いた渡部あきのり(協栄)となっており、日本人選手の大きなランク変動は以下の通り。
<フライ級>
村中優(フラッシュ赤羽)が14位にランクイン。石崎義人(真正)がランク外へ。
<スーパーフライ級>
翁長吾央(大橋)が14位にランクイン。
<バンタム級>
ロリー松下(カシミ)がスーパーバンタム級9位から同級3位に移動。上谷雄太(井岡)がランク外へ。
<スーパーバンタム級>
中岸風太(カシミ)が12位、大竹秀典(金子)が13位、石本康隆(写真:帝拳)が15位にそれぞれランクイン。玉越強平(千里馬神戸)がランク外へ。
<フェザー級>
松田直樹(帝拳)が世界ランク入りの為、ランク外へ。
<スーパーフェザー級>
岩井大(三谷大和スポーツ)が14位、加治木了太(大鵬)が15位にランクイン。阪東ヒーロー(フォーラムスポーツ)、大村光矢(三迫)がランク外へ。
<スーパーライト級>
方波見芳隆(伴流)がランク外へ。
<ウェルター級>
前王者の井上庸(ヤマグチ土浦)は7位へ。中川大輔(帝拳)はスーパーウェルター級7位へ移動。
<スーパーウェルター級>
丸元大成(グリーンツダ)はランク外へ。
<ミドル級>
カルロス・リナレス(帝拳)は14位から6位に一気にアップ。
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C.カーニバル、MVPに山中!
- 2011.04.28
- 日本プロボクシング協会は27日、第32回チャンピオン・カーニバルの3賞を選出、発表した。
最優秀選手賞、MVPには日本バンタム級チャンピオンの山中慎介(写真:帝拳)が選出された。3月5日、日本1位の岩佐亮佑(セレス)を10回TKOに下した激闘が評価されたもの。
なお、技能賞には日本スーパーフライ級チャンピオンの佐藤洋太(協栄)、敢闘賞には日本ライト級チャンピオンの荒川仁人(八王子中屋)がそれぞれ選出された。
表彰式は5月19日の後楽園ホール「ボクシングの日・フアン感謝イベント/メインカード:OPBF東洋太平洋&日本スーパーウェルター級タイトルマッチ、チャーリー太田(八王子中屋)対湯場忠志(都城レオ)戦」の中で行われる。
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速報!麻生vs. 熊野!
- 2011.04.27
- 後楽園ホールにて角海老宝石ジム主催「角海老ボクシング ‐STRUGGLE-」が終了し、メインのスーパーライト級8回戦は、日本同級9位の麻生興一(角海老宝石/139.75P)が熊野和義(宮田/139.75P)に7回09秒TKO勝ち
セミ:ウェルター級8R/日本同級3位、下川原雄大(角海老宝石/146.75P)が大川泰弘(ワタナベ/146.5P)に5回1分06秒TKO勝ち
アンダーカード:フェザー級8R/日本同級12位、関豪介(角海老宝石/125.75P)が平山悦久(ワタナベ/125P)に8回判定勝ち(3対0/77-76、77-75、80-74)
第5試合:51.5キロ契約8R/青野弘志(角海老宝石/113.25P)は日本フライ級10位、佐藤洋輝(ワタナベ/113.25P)に7回2分53秒TKO負け
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速報!小野vs.石川!
- 2011.04.26
- 先程、後楽園ホールにて「第1回花形一門会・福島学引退記念興行」が終了した。
メイン前に、元日本スーパーバンタム級&元OPBF東洋太平洋同級王者の福島学(写真)の引退セレモニーが行われ、前日本同級王者の木村章司(ともに花形)と2ラウンドのスパーリングを披露した。最終戦績は52戦36勝20KO12敗4分。O.ラリオス(メキシコ)の持つWBC王座には届かなかったが、昨今の国内では最も過酷なマッチメークで頂上を目指したボクサーの1人と言えるだろう。
好きなボクシングを16年間も続けてこれたのは皆さんの応援があったからこそ、と感謝の言葉を述べていた。
メインはフライ級8回戦、小野心(花形/111.75P)が石川雄策(角海老宝石/111.25P)に8回判定勝ち(3対0/77-75、77-74、78-74)
サウスポー同士の一戦。石川はパンチが大きく派手さはあるが、小野はコツコツとインサイドから当てに行く。甲乙つけがたいラウンドが続くが6回に偶然のバッティングで石川の右目尻から出血、チェックが入るが続行する。カットで集中力を切らしたか7回は小野が右ジャブ、左ストレートなど有効打を集める。最終回には石川が連打を食い、棒立ちになる場面も。スタミナの切れた石川にホールデイングによる減点も加わり、最後は小野がダウン寸前まで追い詰めたところで試合が終わった。
小野は11勝2KO4敗2分。初黒星の石川は3勝1敗。
セミ:女子アトム級4R×2分/花形冴美(花形/101.5P)は上田千穂(博多協栄/100.5P)に4回判定勝ち(2対0/40-37、39-37、38-38)
第6試合:ライト級6R/橋爪優司(厚木平野/135P)は一場仁志(角海老宝石/135P)に1回46秒TKO負け
第5試合:ライトフライ級4R/大平剛(花形/107.5P)は田村瑞樹(ドリーム/108P)に4回判定勝ち(3対0/40-37×2、40-36)
第4試合:バンタム級4R/竹長敬一郎(福田/118P)は村田智哉(KG大和/117.25P)に2回1分ジャストTKO負け
第3試合:スーパーフライ級4R/平安名勝吉(厚木平野/114.5P)は齋藤裕太(北澤/113.75P)に2回2分31秒TKO負け
第2試合:スーパーフェザー級6R/藤澤光祐(大一スペースK/129.25P)は中野晃志(角海老宝石/130P)に2回2分27秒KO負け
第1試合:スーパーフライ級4R/東耕平(ナックルスポーツ/114.25P)は高木暢人(KG大和/114.25P)に1回2分03秒KO負け
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速報!後楽園ホール!
- 2011.04.21
- メイン/スーパーフライ級8回戦、日本同級4位の翁長吾央(写真:大橋/114.75P)は大塚隆太(18古河/114.75P)に8回判定勝利(3対0/78-74、79-73×2)。
初回、様子見の翁長は2回からテンポアップ、スピードで翻弄する。大塚も必死に食らいつくが有効打数で翁長が勝った。疲れの見え始めた6回以降は切り返しの左右フックを貰う場面が増えた大塚だがダウンも無く、日本4位に善戦した試合だった。試合後、翁長は「日本王者の佐藤選手と再戦したいが、今日の内容では何も言えない。」と反省の言葉が多く出ていた。
翁長は17勝12KO1敗1分、30歳。大塚は9勝2KO4敗1分の25歳。
セミ/スーパーフライ級8回戦、阿知和賢(ワタナベ/114.75P)は山口桂太(八王子中屋/114.75P)に4回1分16秒TKO勝利。
両者ともナックルの返りが甘いパンチが目立った。山口は初回から鼻血を流す苦しい展開ながら3回には偶然のバッティングにより阿知和が眉間から出血。迎えた4回、接近戦でのパンチの交換の最中、有効打により山口が眉間から出血。激しい出血のためレフェリーストップ、TKOとなった。
アンダーカード、第7試合:58Kg契約/原純平(大橋/128P)は長濱慎吾(セレス/128P)に8回判定負け(2対1/78-75、77-75:長濱、77-76:原)
2回以降、頭をつけての激しい打ち合いが最終ラウンドまで続いた熱戦。4回に有効なパンチで右まぶたをカット、5回には偶然のバッティングで左まぶたから出血した原が僅差の試合を落とした。
第6試合:女子47Kg契約6R×2分/宮尾綾香(大橋/103.75P)は伊藤まみ(イマオカ/103P)に6回1分15秒TKO勝利。
第5試合:女子ミニフライ級4R×2分/斉藤ちなつ(大橋/103.75P)は久保真由美(KG大和/104.75P)に4回判定勝利(3対0/39-38、40-37、40-36)。
第4試合:スーパーライト級4R/遠藤健太郎(大橋/140P)は延賀純(ヨネクラ/140P)に1回2分56秒KO勝利。
第3試合:ライト級4R/西澤康平(大橋/135P)は横山雄一(帝拳/134.5P)に2回1分15秒TKO負け。
第2試合:スーパーフェザー級4R/仲田詢弥(大橋/130P)は今野整(宮田/128.75P)に3回2分41秒TKO勝利。
第1試合:女子スーパーバンタム級4R×2分/三好喜美佳(川崎新田/121.5P)は東郷理代(山木/120.75P)に3回1分51秒TKO負け。
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速報!後楽園ホール!
- 2011.04.20
- OPBF東洋太平洋スーパーライト級タイトルマッチは王者の佐々木基樹(写真:帝拳/139.5P)が同級2位の金判洙(キム・パンスー/韓国/139.5P)に5ラウンド2分43秒TKO勝利、同王座2度目の防衛に成功した。
序盤からスピードあふれる左ジャブで優勢に試合を進めていた佐々木だったが、3回にロープ際に追い込み接近戦での最中、右フックを食いダウンする。しかしカウント8で立ち上がり、再び試合のペースを掴みだした5回、ワンツーからの連打で挑戦者がロープに詰まると怒涛の猛攻を掛け、数十秒間、防戦一方となった挑戦者をレフェリーが割って入りストップとなった。なお、5回までの採点は38-37×2(比国レフェリー、日本ジャッジ):佐々木、40-37(韓国ジャッジ):金。
計量直後のインタビューでは「あと半年で36歳になる。遠回りはしたくない。」「油断する訳では無いが、2対1の判定勝利や接戦は論外。内容でも圧倒的な勝利を目指したい。」と話していた王者は36勝23KO8敗1分。ダウンを奪ってのレフェリーストップだったが、素直に敗戦を認めた金は11勝7KO2敗1分、24歳。
またセミファイナル、75kg契約ノンタイトル10回戦ではOPBF東洋太平洋ミドル級王者の佐藤幸治(帝拳/163.75P)がアデ・アルフォンス(インドネシア/163.25P)に1回2分25秒KO勝利。右フックを肩越しに決め最初のダウン。左フックを側頭部に見舞い2度目のダウン、最後は左アッパーをボディに決め、3ノックダウンルールによりKO勝利となった。
日本スーパーライト級9位の外園隼人(帝拳/143.25P)は赤澤慎司(神拳阪神/143.5P)に5回2分52秒TKO勝利。
日本ミドル級4位、カルロス・リナレス(帝拳/160P)は大橋寛志(京拳/158.75P)に1回1分56秒TKO勝利。
第3試合、中澤将信(帝拳/140P)は榎本光弘(マナベ/140P)に4回1分12秒TKO勝利。
第2試合、濱名潤(帝拳/129.75P)は能勢敦公(三迫/129P)に4回判定勝利(3対0/40-36、40-37、39-38)。
第1試合、松尾翼(帝拳/125.75P)は岸本拓也(上滝/125.25P)に1回1分50秒KO勝利。
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20日、OPBF戦計量終了!
- 2011.04.19
- 明日20日、後楽園ホールにて行われるOPBF東洋太平洋スーパーライト級タイトルマッチをメインとした全試合の計量が先ほど、終了した。
<メイン>
チャンピオン、佐々木基樹(写真右/帝拳):139.5ポンド
挑戦者、韓国同級王者、金判洙(写真左/キム・パンスー/韓国):139.5ポンド
<セミ/75.0キロ契約10R>
OPBF東洋太平洋ミドル級チャンピオン、佐藤幸治(帝拳):163.75ポンド(約800gアンダー)
アデ・アルフォンス(インドネシア):163.25ポンド(約1Kgアンダー)
<アンダーカード/65.0キロ契約8R>
日本スーパーライト級9位、外園隼人(帝拳):143.5ポンド(リミット)
赤澤慎司(神拳阪神):143.5ポンド
<ミドル級契約8R>
日本同級4位、カルロス・リナレス(帝拳):160ポンド
大橋寛志(京拳):158.75ポンド(約600gアンダー)
<東日本新人王予選スーパーライト級4R>
中澤将信(帝拳):139ポンド(約500gアンダー)
榎本光弘(マナベ):140ポンド
<東日本新人王予選スーパーフェザー級4R>
濱名潤(帝拳):129.75ポンド(約100gアンダー)
能勢敦公(三迫):129ポンド(約500gアンダー)
<東日本新人王予選フェザー級4R>
松尾翼(帝拳):125.75ポンド(約100gアンダー)
岸本拓也(上滝):125.25ポンド(約300gアンダー)
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速報!後楽園ホール!
- 2011.04.11
- 11日、後楽園ホールにてOPBF東洋太平洋ウェルター級&日本同級タイトルマッチが行われ、王者の井上庸(ヤマグチ土浦/147P)が挑戦者のOPBF同級8位、日本同級2位、渡部あきのり(写真:協栄/147P)に2回1分22秒KO負けを喫した。
開始から渡部の右フックのタイミングが良く、その右フックを食い2度のダウンを喫する。その都度すぐに立ち上がり、2ラウンドに進んだが足元はおぼつかない。打たれ強さでは自信が有るのか接近戦を挑む井上だが、すでに効いておりディフェンスもままならず、右フックで通算3度目のダウン、左フックで4度目のダウン、そして右フックでこのラウンド3回目、通算5度目のダウンで勝負有り。3ノックダウンルールでKOとなった。
戦績は、井上:18勝11KO2敗2分、渡部:22勝20KO4敗。
セミでは76.3キロ契約10回戦が行われ、清田祐三(フラッシュ赤羽/168.25P)が初来日のヤシール・シアンジアン(インドネシア/167P)に5ラウンド1分47秒TKO勝利。
当初、試合は清田選手の持つOPBF東洋太平洋スーパーミドル級タイトルマッチを予定していたが、挑戦者側が試合直前に来日を拒否した為、急遽、代理選手を探しノンタイトル戦開催にこぎつけたもの。やや腹のだぶついた元インドネシア王者、ヤシールだったが柔軟な体躯を生かし、予想以上に頑張りを見せた。
戦績は、清田:20勝18KO3敗1分、ヤシール:25勝15KO7敗4分。
アンダーカード結果:118ポンド契約8回戦、日本バンタム級5位の椎野大輝(三迫/118P)が南無心譲(白井具志堅/118P)に3ラウンド1分55秒TKO勝利。
112ポンド契約8回戦、比国フライ級6位のアロン・ディノイ(112P)が日本フライ級8位の村中優(フラッシュ赤羽/112P)に8回判定負け(3対0/80-75、80-73、79-74)。
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佐藤、瀬藤、揃って勝利!
- 2011.04.09
- 9日(土)、後楽園ホールにて行われた日本スーパーフライ級タイトルマッチはWBC同級5位、WBA同級6位の王者、佐藤洋太(協栄)が挑戦者でWBC世界同級4位の河野公平(写真:ワタナベ)に10回判定勝利をおさめ(3対0/97-93×2、96-93)同王座3度目の防衛に成功した。
王者の佐藤が得意の左ジャブ、右ストレートを放ち、挑戦者の河野はプレッシャーをかけ、インファイトに持ち込もうとする展開。2回に王者の右アッパーが見事に決まり河野はダウン。辛くも立ち上がり、このラウンドを凌ぐと徐々にペースアップし中盤は混戦に。両者、有効打の少ない展開が最後まで続くが、ジャブとフットワークで挑戦者をかわし切った王者が勝利をおさめた。
セミの日本スーパーバンタム級暫定王座決定戦は、同級1位の瀬藤幹人(協栄)が同級2位の玉越強平(千里馬神戸)を10回判定に下し(3対0/96-95、96-94、97-93)、同王座獲得に成功した。
瀬藤は得意のトリッキーなスタイルから攻勢をかけ、ペースを掴もうとするが、玉越も右ストレートを中心に対抗する。中盤まで互角の打ち合いを続けるが、試合の終盤は玉越の有効打が少なくなり、瀬藤はジャブを中心に距離を取りアウトポイント。攻勢と有効打数で若干、瀬藤が上回ったように映った試合は僅差の判定で瀬藤が勝利を収めた。
また、日本スーパーフライ級7位の白石豊土(協栄)は殿村雅史(角海老宝石)に8回判定勝利(2対1/77-76、79-74:白石、77-76:殿村)。
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長谷川、初防衛失敗!
- 2011.04.08
- 8日、神戸・ワールド記念ホールにて行われた「東北地方太平洋沖地震 復興支援チャリティーマッチ」WBC世界フェザー級タイトルマッチは王者の長谷川穂積(真正/125.75P)が同級1位のジョニー・ゴンサレス(写真:メキシコ/124.75P)に4ラウンド58秒TKO負けを喫し、同王座初防衛に失敗した。
序盤から両者互角の打ち合いを展開したものの、4回早々ゴンサレスの右フックがロープ際でクリーンヒットすると長谷川は吹っ飛ぶようにダウン。カウント内で立ち上がったもののレフェリーの呼びかけに対し足元がフラついた為、再開は不可と判断したレフェリーが試合をストップした。
レフェリーの裁定直後は不満をアピールしたものの、すぐに撤回したようにコーナーに引き下がった長谷川は試合後の会見で「悔しい。しかし即座に復帰するとは言えない。相当な覚悟が必要。」と話すに留まった。