6日午後4時50分ごろ、宝塚市中筋山手1、阪急宝塚線中山駅の東約200メートルで、梅田発宝塚行き急行電車の男性運転士(41)が上り線の線路内を歩いている男を発見、警笛を鳴らした。男が立ち去らなかったため、電車を止めて男を乗せ、宝塚駅で宝塚署員に引き渡した。このトラブルで急行電車が現場に約4分間停止し、乗客約千人に影響した。
宝塚署によると、男は灘署の巡査部長(48)。この日は非番で午前10時半ごろに同署を出た後、大阪・梅田のホテルでビール大瓶3本と酎ハイ3杯を1人で飲んだという。宝塚署が調べたところ、呼気1リットルあたり0・65ミリグラムのアルコールが検出された。同署は鉄道営業法違反の疑いで事情を聴いている。
巡査部長は「線路内を歩いていたのは覚えているが、どこから入ったかは覚えていない」と話しているという。
(2011/05/07 00:29)
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