自動車各社 節電の検討本格化
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自動車各社 節電の検討本格化

5月5日 11時10分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

この夏に懸念される電力不足に備えて、自動車メーカーの間では、生産の一部を西日本に移したり、夜間操業を増やしたりするなど、節電対策の検討が本格化しています。

この夏に東京電力の管内などで懸念される電力不足に対応するため、自動車メーカーなどで作る日本自動車工業会は、25%の節電目標を掲げています。これに対応して、ホンダは、発売を予定しているハイブリッド車などの生産を、東京電力管内の埼玉県から中部電力管内の三重県にある工場に移すことを決め、連休明けから生産を始めることにしています。また、UDトラックスも、埼玉県の工場で行っている金属部品を熱加工する工程を、大阪などの部品メーカーに移管することを検討しています。一方、神奈川県などに工場がある日産自動車は、電力使用のピーク時間帯の操業を避けて夜間操業を増やすことを検討しているほか、三菱自動車工業は、都内の一部の販売店の照明を消費電力の少ないLED=発光ダイオードに切り替えることにしていています。自動車業界では、ほかの業界と交代で、土曜や日曜以外に休日を設定して節電を図る「輪番操業」の導入も呼びかけており、夏の電力不足に備えた対策の検討が本格化しています。