焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」で発生した集団食中毒事件に関連して、馬肉生産量が日本一の熊本県は6日、「馬肉は国の衛生基準に従って出荷されており、安全性は確保されている。適切に調理すれば、馬刺しとして生で食べても問題ない」との見解をあらためて示した。
熊本県によると、2009年度に生食用食肉の出荷が認められた解体場は全国に12カ所あるが、すべて馬肉。このうち2カ所は熊本県内にあり、県や熊本市の職員が大腸菌やサルモネラ菌がないことなどを確認し、出荷しているという。
農林水産省によると、09年に熊本県の食肉解体場で処理された馬肉は2662トンで、全国の46・4%を占める。
=2011/05/07付 西日本新聞朝刊=