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ホーム > 気象庁について> 報道発表資料・情報公開 > 平成23年 報道発表資料 > 「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第42報)

「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第42報)

報道発表日

平成23年5月6日

本文

○ 余震活動等について

 余震は、岩手県沖から茨城県沖にかけて、震源域に対応する長さ約500km、幅約200kmの範囲に密集して発生しているほか、震源域に近い海溝軸の東側でも発生しています。特に、福島県から茨城県の陸域の浅い場所では、M7.0の地震が発生し、M4〜M5程度の地震(震度3〜4)も多発するなど、活発な活動が見られています。
 これまでに発生した余震は、M7.0以上は5回(7.7、7.5、7.4、7.1、7.0)、M6.0以上は76回、M5.0以上は444回です。また、最大震度4以上を観測した余震は140回です。

 (注:余震回数は5月6日15時現在の速報値で、後日の調査で変更になることがあります。)


○ 余震の見通しについて

 余震は次第に少なくなってきており、全体的には、M7.0以上の大きな余震が発生する可能性は低くなってきましたが、今後もまれに大きな余震が発生することがあります。また、これより規模の小さな地震でも、沿岸域や陸域で発生すると、場合により最大震度5弱以上の揺れとなることがありますので、注意してください。特に、福島県から茨城県の陸域では活発な活動が続いており、この地域の活動に引き続き注意してください。
 余震は、広い範囲で発生しているため、同じ規模の余震であっても、発生する場所により各地での震度は異なります。


○ 防災上の留意事項

 揺れの強かった地域では、土砂災害や家屋の倒壊などの危険性が高まっていますので、余震による強い揺れに引き続き警戒してください。なお、余震活動地域の外側の長野県北部、静岡県東部、秋田県内陸北部、茨城県南部でも最大震度5強以上の地震が発生しています。このように、余震活動地域の外側でも地震活動が高まっていると考えられますので、常日頃から地震への備えをお願いします。
 復旧活動など屋外で行動する場合は、余震の揺れによって二次災害のおそれがありますので、十分に安全を確認して行動するよう心がけてください。
 また、大きな余震が発生すると津波が発生する可能性があります。海岸で強い揺れを感じた場合、また、揺れを感じなくても津波警報や津波注意報が発表された場合には、直ちに海岸から離れ高台等の安全な場所に避難してください。



図表等を含めた資料全文につきましては、下記の「資料全文」をご参照下さい。

問い合わせ先

気象庁地震予知情報課
電話:03-3212-8341 (内線)4721、4724
気象庁地震津波監視課
電話:03-3212-8341 (内線)4542

資料全文


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