いちごみるくのひとりごと

今回は 急きょ『着ぐるみ』の仕事をした　初体験だ

汗ダラダラで大変なイメージだが、うちの職場のゆるキャラは と〜っても可愛く

よくできているし興味もあるので喜んで引き受けた

男性が入るより背丈が調度良くかわいらしいとほめられ機嫌良くスタート

どのような動きをしていいかわからないが 急過ぎたため 特に何も言われずに一回目登場

足が短くて歩きにくい 視界が狭い あまり動くと頭がポロリと取れそうで恐い 

でも思ったよりイケそうだ  私の登場とともにみんなが可愛い〜 可愛い〜と声を掛けてくる

知らない大人から見てもかわいらしいキャラなのだ さっそく通りかかるお客様と記念撮影だ

中の私も笑顔でポーズ  しばらくはなんだかおかしくて笑いが止まらなかった

最後の方は汗ダクになりながら１回目終了

控室で係りの人に、「ここに写真が貼ってあってポーズが色々あるからよく見といてね。もう少し

明るく元気に動いてくれるといいなぁ〜」と言われ「はい」最初から教えてくれよ〜って感じ

次は鏡の前で少し練習してからスタート　　困るのは、頭を撫でてるつもりでバンバンたたく人や、

抱きついてるつもりで勢いよく押してくる人、かわいくない子供は後ろに回り頭を外そうとしたり

「ファスナーがある〜」と大きな声で言ったりする

「暑いのに大変ね〜、中に入ってるんでしょ、頑張って」とねぎらいの言葉をかけてくれる人も

いるが逆に恥ずかしかった　　相手にされないのが一番寂しい

みんながスル―して、誘導の社員さんにも放置された時は困った

ぼ〜っとする訳にもいかず　踊ってみたり色々なポーズをとってみたり…

驚いたのは　追っかけファンがいることだ

初日は２人 各回の登場ごとに付いて歩き写メったり話しかけてくる。初めの慣れてない時に

「今日は元気ないね〜　大丈夫　疲れっちゃった〜」と話しかけられてびっくり

声を出してはいけないので、あわててジェスチャーで元気をアピール

ちょっと動くと「かわいい〜」と撫でてくれる。　雨が降れば心配してタオルで顔を拭いてくれる。

また別のファンさんは、私（キャラ）を擬人化していて　話せないことをとても心配して、

「地震の時は大丈夫だったの」とか「この子は神経質だからとっても心配」とか

私や誘導の社員さんに色々話していた。

二日間　数回の登場でかわいい動きもだいぶ身に付いたようだ

一回ごとに汗だらだら　下着までびっしょりになってしまう。だけどなんとなく楽しい

不思議な仕事だった　ファンの方に差し入れまでいただき　驚きながらもありがたかった

もしまたやる機会があったら、皆さんの夢を壊さないようにもっとかわいらしく元気に動きたいな