NHK愛媛県のニュース　松山放送局

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愛媛県が道路占用料を過大徴収

道路に看板を設置したり、地下にパイプを埋めたりする際に民間業者などが支払う「道路占用料」について、愛媛県が１０年間にわたり料金の算定を誤り、２つの業者からあわせて８６万円あまり多く徴収していたことがわかりました。これは愛媛県が記者会見で明らかにしました。
それによりますと、工業用水を利用している西条市の業者が県道の地下に埋めたパイプについて、実際は直径が５センチなのに５０センチと誤って道路占用料を算定し、平成１３年度から昨年度までの１０年間であわせて７３万円あまり多く、徴収していました。
また、新居浜市の金融業者が県道の区域内に設置している看板について、実際は両面に表示がある１枚の看板なのに、誤って片面だけに表示がある２枚の看板として計算し、同じく昨年度までの１０年間におよそ１３万円多く徴収していて、徴収しすぎた額はあわせて８６万３０００円あまりに上ります。
この問題は、ことし３月末、占用料の更新手続きの際に明らかになり、県は関係者に謝罪するとともに、多く徴収した全額を返還することにしています。
県道路維持課の黒川重男課長は、「長年にわたり迷惑をかけ申し訳ない。担当者と管理職による二重チェックを徹底するなどして再発防止に努めたい」と話しています。

05月06日　20時34分

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