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IPPNW レポート5 甲状腺癌とその他の甲状腺疾病の翻訳

2011-05-06 02:54:01
テーマ:ブログ
http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/05/ipnnw-health-effects-of-chernoby.html

IPPNW レポート
『チェルノブイリ事故の人体への影響-原子炉の惨事から25年-』 より 
5 甲状腺癌とその他の甲状腺疾病ページ
の翻訳が掲載されました。

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原子力にノーを ノーベル平和賞受賞者による公開書簡

2011-05-06 01:43:18
テーマ:ブログ

福島被ばくの子ども達の健康について

2011-05-05 23:02:32
テーマ:ブログ
避難先で健康を害している子ども達のお知らせ、
前ブログを一度削除いたしました。

依頼は発信MLのメンバーからで、
信頼出来るメディア人につなぎ、
ご親族のプライバシー保護等配慮して
事実関係取材を依頼しているとのこと、
スムーズな対策最優先で同意しました。

以下のプロジェクトから連絡を受けました。

http://chernobyl25.blogspot.com/


チェルノブイリ医療の経験につないで
速やかな対処ができることを心から願っています。

。。。。。。。。5.06追記


「みどりの未来の会員の小林一朗と申します。茨城で有機農業をやっている者で
す。
会のメーリングリストに投稿された”福島原発による被曝で死者が多数いるそう
です”とのメールを目にし、発信された情報の精査、確認とご遺族へのメディア
スクラムがされないよう対処することを提案しました。
たまたまメールを目にし、投稿した方とも電話で話せたので、その電話で私個人
の責任でメールの転送・転載の保留と発信者への連絡窓口の一本化することにし、
しかるべき方につなぐまでの間、今後の対処も一時私が預からせてもらいました。
ネット上に転載されたものも現時点では下げていただくよう、タイミングが遅く
ご迷惑をおかけしてしまいましたが、お願いをしました。
内容の真偽についての判断は現時点では保留します。しかし何らかの事件が起き
たことは確実と思われましたので、ご家族の心情等考慮し真偽の判断は慎重にし
たいと思います。情報の隠蔽も気になるところです。
今後の対処については近日中にブログ、Twitter等でお知らせいたします。
ご助言いただいた皆さまには感謝申し上げます。
取り急ぎお知らせまで。」


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谷口プロジェクト;原発作業員自己造血幹細胞の採取と保存計画

2011-05-05 02:21:32
テーマ:ブログ
http://www.savefukushima50.org/?page_id=787

原発作業員およびご家族、国民のみなさまへ

~原発作業員のための自己造血幹細胞(じこ ぞうけつ かんさいぼう)の採取(さいしゅ)と保存計画について~

2011年5月3日
虎の門病院血液内科(とらのもんびょういん けつえきないか)
谷口修一(たにぐち しゅういち)
谷口プロジェクト事務局一同
Save Fukushima 50


長文につき引用しません、どうぞ上記サイトへ。

高放射能の中で労働を強いられる作業員のために
医師達が立ち上がってくれた。

是非耳を傾けて下さい。
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「測定器47台プロジェクト」がいよいよ測定スタート!!

2011-05-05 02:07:50
テーマ:ブログ
http://sokuteiki.exblog.jp/m2011-05-01/

是非チェックしてみてください。
CRIIRADの測定器が数カ所で測定を開始しました。
測定インストラクターさんの便りには、
自分で放射能値を知ろうということで出逢いの中から、
移住への希望を持って動き出す家族の様子も伝わります。

CRIIRADと協力関係が得られ、データが公開されていくことになりました。
賛同も呼びかけています。
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5.05子どもたちの未来のために歩こう世田谷エネルギーシフト55パレード

2011-05-05 01:17:01
テーマ:お知らせ

「最も憂慮すべきは遺伝子変異」スイス人医師の話;swissinfo

2011-05-04 18:57:02
テーマ:ブログ
福島第一原発事故によるがんのリスクの増加と遺伝子変異の問題をスイス人医師が語る。 - swissinfo




2011-03-23 15:00

原発事故「最も憂慮すべきは遺伝子変異」

2006年、ウクライナの病気の子どもたち。1986年に起きたチェルノブイリ原発事故は子どもたちに一生影響を及ぼす
キャプション: 2006年、ウクライナの病気の子どもたち。1986年に起きたチェルノブイリ原発事故は子どもたちに一生影響を及ぼす (Keystone)

レナート・キュンツィ, swissinfo.ch


福島第一原発では今もなお予断を許さない状況が続いている。今後日本のみならず世界中でがんのリスクが増すと考えられる。しかし、それ以上に深刻な問題は世代を越えた遺伝的な損傷だという。


マルティン・ヴァルター氏 ( 66歳 ) はソロトゥルン州グレンヒェン ( Grenchen ) の内科開業医だ。1991年に1カ月間ウクライナの病院で働いた経験も持つ。


また1988年から2年間、核戦争防止国際医師会議スイス支部 ( PSR/IPPNW Schweiz ) の支部長を務め、「核を使わない電力 ( SoA ) 」運動や原発建設に猶予期間を求める運動などの委員会で中心的な役割を果たした。この原発建設の猶予期間については、1990年秋の国民投票で認可されて いる。


swissinfo.ch : 東京電力さらには日本政府の不十分な情報開示に対し批判の声が高まっています。正確な情報が伝えられないことで日本国民の命が危険にさらされているということはありますか。

ヴァルター : それはない。急性被曝は免れている。少なくともこれまでのところ ( 17日現在 ) 原子力発電所の敷地外では放射線量がさほど多くなく、急性被曝には至らない。北半球の住人が急性被曝で死亡することはない。しかし、原発内で原子炉の冷却 作業をしている作業員たちを取り巻く環境は別だ。どうか線量計を装着していてほしい。

ただ、情報伝達が不十分だったり危険を軽視したりすると大きな誤りを犯すことになる。吸収線量と人体への影響は正比例の関係にあるからだ。つまり、心配のいらない吸収線量というものはない。わずかな摂取でもがんを引き起こし、乳がんや大腸がんなどから死に至ることもある。

今後日本では確実にがん死亡率が高まるだろう。たとえ完全な炉心溶融に至らなかったとしてもだ。


swissinfo.ch : 専門家によれば3月17日と18日の2日間が原子炉冷却の鍵を握る最後のチャンスとされ、成功しなければ炉心溶融が決定的になるとのことでした。世界が日本に対して抱く不安は当然のものですか。

ヴァルター : 当然だ。先述したがんの増加を恐れてのことだ。例えば、チェルノブイリでも急性被曝で死亡した人は多くなかったが、事故後にがんで多くの人たちが亡くなった。

しかし、がんのリスクの増加以上にもっと深刻な問題は遺伝子への影響だ。それも世代を越えた影響だ。最新の研究では、少量の吸収線量でも継代的な影響がありうることが分かっている。

イ ギリスにあるセラフィールド ( Sellafield ) の使用済核燃料の再処理工場に勤務する人たちの子どもには白血病のリスクが高い。これは父親の吸収線量と関係があり、子どもたち自身は放射線にさらされて いない。原発事故だけでなくこうした通常の場合でも、人間ならび動植物の遺伝子に損傷が発生する。こうした事実を知った上で、あえて原子力に頼るかどうか はむしろ倫理的な問題だ。


swissinfo.ch : 放射能汚染では放射性同位体のヨウ素131、セシウム137、キセノン133、クリプトン85ならびにストロンチウム、プルトニウム239が漏出します。どれも危険ですが、特に危険なものはどれですか。

ヴァルター : まず、危険度は半減期によって変わってくる。ヨウ素は8日間でほぼゼロになる。つまり、スイスの子どもたちにヨウ素剤を与えても意味がないと言える。さらに大人が服用すると逆効果になりかねない。

セシウムの半減期は30年なのでセシウム汚染は日本からスイスにまで行き渡るが、スイスでの危険度はごくわずかだ。セシウムはカリウムのように体内で代謝されるため、一回限りの摂取なら数カ月後にはなくなる。

ス トロンチウムは体内に蓄積され、死ぬまで残る。ここでも人体への影響は半減期に左右される。ストロンチウムはカルシウムのように骨に蓄積されるため消える ことはなく、骨髄は絶えずβ線の影響を受けることになる。子どもの骨髄は脂肪が少ないため、のちのち白血病になるリスクが大人よりも高い。

プルトニウムは一度体内に入ったら決して消えない。ごく微量の摂取でもがんを引き起こす。


swissinfo.ch : チェルノブイリの場合、子どもへの医療行為はどの程度可能でしたか。

ヴァルター : 普通なら子どもが甲状腺がんにかかることはない。事故前のウクライナでは住民5000万人に対し年間3人ほどだった。しかし、事故後1500人の子どもが甲状腺がんを患った。4000人という話もある。

それまでこうしたことはなかった。これはヨウ素131の影響だった。もし事故直後に政府が子どもたちに安定ヨウ素剤を与えていれば避けられただろう。当時の子どもたちに急性被曝があったとは思えない。

セシウムに関しては、ウクライナでは大人も子どもも食品から摂取している。それは今も変わらない。これに対してはりんごペクチン剤が服用されている。りんごペクチンは体内のセシウムの量を減らし、継続的なセシウムの摂取に対しても有効に働く。


swissinfo.ch : 原爆を経験した唯一の国である日本が今また大規模な原発事故に見舞われているというのはある意味ひどい皮肉のようです。当時の医療的な経験は今回の役に立ちますか。

ヴァルター : それはないだろう。当時は特別な治療を施すことがまったくできなかった。その上、被曝の影響は異なる。広島と長崎で被曝した父親を持つ子 どもたちとチェルノブイリで被曝した父親を持つ子どもたちをイスラエルの研究者たちが調査した。その結果、父親が原爆で被曝した後に生まれた子どもたちに は遺伝子の変異がまったく見られなかったことが分かった。

それに対し、チェルノブイリの事故後に解体作業者として入った父親から被曝後に生まれた子どもたちには一定の割合の遺伝子 ( ミニサテライトDNA ) に相当数の変異が見られた。遺伝的な視点で見ると、今回の福島第一原発の事故は深刻なケースだ。


レナート・キュンツィ, swissinfo.ch
( 独語からの翻訳・編集 中村友紀 )


----------------

※対して日本の電気業界新聞にはこんな記事がある。(長野県yさん/12.8「脱原発の日」に文科省に提出した要望書から抜粋)


「プルサーマルって安全ですか?山中先生(大阪大学大学院工学研究科教授・原子力発電燃料の専門家 山中伸介先生)教えてください

 

Q,人体への影響は、どうですか?

A,極端な例ですがプルトニウムは口から飲み込んでも人体に影響はありません。ただし、空気中から息と一緒に吸い込んで肺に入れば危険です。原子力発電所から空気中にプルトニウムが放出されるわけではないので安全に問題はありません。通常のウラン燃料と同じ理由で、よく知られた多重の防護によって大気に排出されないので安全ということです。」(製作・発行/電気新聞メディア事業局『電気新聞別刷り特別号』より) 

 

空気中から息と一緒に吸い込むと危険だが、多重に防護され排出されないので安全に問題はないとしか書かれておらず、その上口から飲み込んでも人体に影響はないとまで書かれおり、空気中に含まれて吸い込んだ場合の危険性の度合いについて具体的な説明が省かれています。書かれているのは机上の安全性のみであって肝心な、どんな事故でどんな被害が起こったのか等、これまでにもきちんとした公の詳しい国民への説明がほとんどありません。たとえ1回の微量な放射線の被爆が安全であるとしても日常的に晒されて体内に蓄積した時の危険性は高く、排出されることのない放射性物質が実際には原子力施設周辺で動植物の異常・奇形を生んでいることや(現場作業員も含め)起きている健康被害についても全く説明がされていません。

 

民間の努力によってしか得られない施設の実態の情報。国の、国民への不十分な説明。はっきりと実態の知らされない事故が頻発し、事故の危険度も想像以上のものであるにもかかわらず推し進められる事業に対して不審は募る一方です。ここまで来て、エネルギー政策の転換に向かわない国の方針を信じることはできません。 

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◆ 地震と原発事故情報 その60 ◆たんぽぽ舎

2011-05-04 18:04:22
テーマ:たんぽぽ舎のお知らせ
たんぽぽ舎です。【TMM:No1075】
                       転送歓迎です

       ◆ 地震と原発事故情報 その60 ◆

        5つの情報をお知らせします(5月4日)

  1.『台湾で1万3000人超の原発廃止デモ』
  2.『インド政府、4基の原発建設計画の承認を見送り』
  3.『25年後も住めぬほど放射能汚染』
  4.『「結婚して子供を産みたい」と高校生』
  5.『1日5500万円を浪費する「もんじゅ」の西村裁判DVD』


★1.台湾で1万3000人超の原発廃止デモ

  台湾の4都市で4月30日、福島第一原発事故を受け、原発廃止を訴える大規
模なデモや集会が行われ、合計1万3000人以上が参加した。台北には環境保護団
体など100以上の市民団体の1万人以上が集まり、東日本大震災の福島県の被災
者2人も参加、発言した。「福島の子どもたちには、故郷がこんなことになり大
人として申し訳ない。皆さんは今の美しい台湾を子どもに残せるよう行動して下
さい。私たちの犠牲を無駄にしないで」と訴えた。
  デモには、交流サイト「フェイスブック」などで集まった若者や親子連れの
姿も目立ち、社会全体に原発への不安が高まってきていることをうかがわせた。
  台湾では北部と南部の3カ所に計6基の原発が稼働中。北東部に2基が建設
中。福島の事故を受けて来年の総統選でも争点となりそうで、野党民主進歩党は
党員にデモへの参加を呼びかけた。


★2.インド政府、4基の原発建設計画の承認を見送り—フクシマ事故の国民の
不安が広がって。
  ・4月29日朝6:00のNHKニュースで報道された。


★3.25年後も住めぬほど放射能汚染
 旧ソ連・チェルノブイリ原発事故25年目のウクライナ

 ・4月26日は、チェルノブイリ原発事故25年目でした。(1986年4月26日事故
発生)
  この日、東京では若者たちを中心に、たんぽぽ舎も加わって、“チェルノブ
イリとフクシマをくり返すな”行動が経済産業省原子力安全保安院前と、中部電
力東京支店前(浜岡原発とめよ)、東京電力前の3カ所で300人以上の参加で開か
れました。昼は、福島の農民と牛2頭が東京電力に対して誠意ある謝罪と補償を
求めて座り込んだ日でもありました。(後者はテレビ、新聞で大きく報道されま
した)
 ・原発事故=チェルノブイリ原発事故は、旧ソ連ウクライナ共和国(現在のウ
クライナ)のチェルノブイリで運転していた1~4号機のうち、4号機が爆発。
有害な放射性物質が世界に広がってヨーロッパを中心にひどく汚染し、8000km離
れた日本にも放射能が飛んできました。原子力事故として最悪のレベル7とされ
た。(福島原発事故も同じレベル7の最悪事故)
 25年後の現在も、原発から半径30kmまでは住むことは禁止。(福島も30km圏内
は同じとなるか)
 事故直後に死亡した作業員や、汚染がひどい地域では、後に、のどのガンにな
る子どもたちが増えました。死亡者数については、約20万人(環境団体)、9000人
(WHO)の諸説があります。
 ・「福島はチェルノブイリよりひどくない」と言われるが、しかし、福島第一
原発事故であぶない状況にある1~4号機(計4機)の放射性物質を合わせるとチ
ェルノブイリの4号機(1機のみ)より多量です。東京電力ですら「放出が続くと
チェルノブイリ以上になる」(見通し)と発表しています。今後が心配です。
 ・原発事故の本質は、大量の死の灰(放射性物質)が放出されて土地に、空に、
海に1年365日、まきちらされ、住めない土地になることです。
 もう原発をやめよう。今こそ、大きく立ち上がろう。  柳田 真


★4.「結婚して子供を産みたい」と高校生、福島県飯舘村と川俣町より

 4月30日に飯館村と川俣町で開かれた東京電力の住民説明会の様子がでていま
した:高校生の女の子が「子供が産めない体になるのではないかと不安」と訴え、
東電側が「いろんな対策を取り、そうならないように努めています」と答えると、
「だったら、もっと早く避難を呼び掛けてほしかった」ときっぱり。参加者から
は大きな拍手が起きた。
 高校生の女の子がここまでの思いを抱えることになったのは、私たち大人の責
任です。
 私は関東在住ですが、それでも放射性物質の被害を感じています。しかし、被
害者であると同時に、今の原子力政策に対して責任を持つ者でもあります。
 多くの人がこの事故に興味を持ち、関わっていくように望みながら、自分ので
きることをやっていきます。(Sさん)
記事全文はこちら
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110430/dst11043023570031-n1.htm


★5.1日5500万円を浪費する・特殊原子炉「もんじゅ」の
   西村裁判DVD

 大震災に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。原発震災がついに起
こってしまいました。フクシマは今も放射能を出し続け、東電の工程表でも収束
まで最速で6ヶ月、年内は放射能排出は止まらないだろうという見方もあります。
大変な事態です。
 私たち、もんじゅ・西村裁判を応援する会は2004年12月の第1回公判以降、原
告の西村トシ子さんを応援して参りました。
西村裁判については下記の原告ホームページをご覧下さい。

http://www.geocities.jp/shoso105/index7.html

 裁判は1、2審敗訴、現在最高裁上告中です。JCO、長尾裁判同様1年以内、
遅くとも4月には決定通知が来るものと思っていました。しかし、今日まで何の
音沙汰もありません。フクシマ大事故の最中に新たな問題を起こしたくないとい
う政治的判断か、ただ単に審理が長引いているのか私たちには分かりません。
 私たちは原発が危険だと実証された今こそ、活断層にも近く地震の危険性の高
い地域に立地する「もんじゅ」、既存の軽水炉以上に技術的にも不安定な高速炉
「もんじゅ」、人を殺してまで運転をめざす「もんじゅ」に「NO」と言うべき
と考えます。
 会の最後の仕事として、「もんじゅ・西村裁判」DVDを作成いたしました。
ご覧いただければ幸いです。皆様のご支援をお願いいたします。

【もんじゅ・西村裁判DVD申込】
1枚1,000円(約21分32秒)(送料込)
(振替用紙余白に「DVD購入」とご記入下さい)
郵便振替口座:00160-7-315121 もんじゅ・西村裁判を応援する会

  ・たんぽぽ舎も依頼を受けて、取り扱っています。

───────────────────────────────
☆電子メール(Eメール)送ります
 たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」を発信しています。
ご希望の方はご自身のEメールアドレスと氏名をたんぽぽ舎あてに
送ってください。登録できしだい発信致します(無料)。
たんぽぽ舎のアドレス: nonukes@tanpoposya.net
●携帯のアドレスへは、1回の容量が多いためか配信されない例があります。
───────────────────────────────
  たんぽぽ舎      たんぽぽ舎は、月曜~土曜-
             13:00~20:00のオープンです。
             日曜・休日は、お休みです。
   〒101-0061
   東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
   TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
   HP http://www.tanpoposya.net/
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ドイツ核戦争防止国際医師会議IPPNW2011レポート;甲状腺ガン

2011-05-04 11:45:15
テーマ:ブログ

IPPNW レポート 

チェルノブイリ25年後              -45-

 

5 甲状腺癌とその他の甲状腺疾病

 

5-1 チェルノブイリ地域

 

大惨事後2年目の記念日,ソビエトの保険省長官Tschasowは、ソビエト共産党の中央機関紙Pravdaに、“今日チェルノブイリ原子力発電所での事故はその影響を受けた地域の人々の健康に何らの被害も起こしていないと確信する”と伝えた。

 

L.A. Ilyin 教授は3年間の沈黙の後、チェルノブイリ後の 汚染形態と健康に及ぼしうる影響についての報告書を、1989年にモスクワで提出した。(135) Ilyinは汚染のひどかった9地域にある39地区で158,000人の子供(0~7歳児)のうち90人が30年以内に甲状腺癌を発症するだろうと予見した。

 

これらの予見を、これから提示する事実に照らしてみれば、いかに現実からかけ離れているかが顕著になる。今日でさえ、 Ilyinは放射線に関する問題をめぐる決定権を持つ国際機関(ICRP, UNSCEAR)で、チェルノブイリの被害について知識ある専門家としてロシアを代表している。

 

1990年1月、ミュンヘンの放射線生物学機関の所長A.M. Kellererは,“赤十字への報告書”を提出した。(136) その中で彼は “特筆すべき問題は甲状腺機能の損傷についての恐怖感である”と書く  甲状腺検査がより広範に行われるようになるにつれて、相当な機能障害が発見されてきている。放射性ヨウ素線量が高くても、何らの病理学的変化や機能障害が予測されるわけではないのであるが、これらの(新たに発見されている)機能障害が放射線被曝のためだとされている。しかしこの状況を査定すれば、このような機能障害の増加は次の3点のどれかに寄与することがわかる。

1、生活様式と栄養条件の変化し制限されたこと

2、深刻な不安感

3、頻繁で徹底した医学検証と汚染地域での疾病に関するより充実した報告

 

チェルノブイリの4年後、D. Arndt, (肩書き説明:GDRの原子力安全と放射線予防事務局、 放射線医学部長・医師長)は,S. Pflugbeil に、次のように書き送った。チェルノブイル周辺地域での問題は放射線生物学的なものではなく、生活習慣の変化(ビタミン不足、居住区に閉じこもっている生活)によって心身に現れる現象である。(注137)

 

-46-

このような情報不足の専門家の取る立場が、時機を得た効果的な医学的介入を妨げてきた。つまり、チェルノブイリ地域の人々は散歩に出かけなかったり十分な野菜をとらなかったりしたから、結局それは当人達の責任だということのように見られる。

 

ソビエト連邦国外では、1990年の秋にベルリンで、チェルノブイリ後最初の 甲状腺疾患に関する実証情報が提出された。ミンスクの医師、Maria Ankudovich は、“放射線被曝は甲状腺癌をひきおこすだけでなく、甲状腺の腫れ、様々な自己免疫性甲状腺炎や甲状腺機能亢進症を多数引き起こす”と発表した。放射線被曝した甲状腺は、ホルモン分泌に変化を起こすので子供と成長期の青年には機能障害、発達障害の危険性が増す。神経内分泌調節障害のために他の内分泌腺で癌発症の可能性が増す。つまり下垂体癌、副腎皮質癌、膵臓癌、乳癌,卵巣癌などである。 M. Ankudovichの報告書によれば,ベラルーシ南部の子供達の約5%が10 グレイ異常被曝した。統制されなかった地域の子供達の20%は、約1グレイ被曝した。ベラルーシの子供達の間では甲状腺癌の進行が特に顕著である。甲状腺癌は通常年配者によく見られ,子供には非常に稀な疾病である。1986年以前、ベラルーシの子供達に新しく発症した甲状腺癌は1年に0-2件。1989年の新しい発病件数は 7件、1990年の秋までに22件に上った。この時点で多数の発症が進行しつつあるのはあきらかであった。過去の経験に基づいて考察された可能性よりもずっと大きな速い速度の雪崩現象が近づきつつあった。率直に勇気を持ってこの報告をしたこの医師(マリア)は出世昇進できなくなった。

 

IAEA1991年春、国際チェルノブイリプロジェクトの結果を発表した。“検査対象となった子供達は一般的に健康であった。事故後のデータから、白血病や甲状腺腫瘍などが顕著に増加したとは見られない。” (注139

 

ベラルーシの甲状腺癌に関するデータはすべて一ヶ所に集められているので、電話を一本かけるだけで実際の数は把握するには十分であっただろう。

今日わかっていることは:

· チェルノブイリの子供達から収集された組織サンプルは既にこのプロジェクトを率先する科学者(米、F.A. Mettler教授)の机の上に放置されている。彼は事実を知っていながら、報告書ではそれを述べていない。

· ベラルーシ保険省の報告書ではゴメルの重度汚染地区の子供達に甲状腺疾患件数が際立って増加していることが明確に指摘されており、チェルノブイリプロジェクトにたずさわっている科学者はその報告書を所持している。この報告書は無視された。

 

1995年の1120日から23日、WHOはスイスのジュネーブでチェルノブイリの惨事とその他の原子炉事故に関する国際会議を開催した。この会議で、特に重度汚染地区に住む子供達の間に甲状腺疾患の急激な増加が見られるという研究結果が発表された。

 

-47-

WHOの専門家Keith Baverstockの見解によると、原子炉の事故から癌の発症までの時間は“驚くほど短い”。さらに、チェルノブイリの子供達に発症している腫瘍は異常に進行が速く身体の他の部分に広がっている。

 

甲状腺癌発症の増加が最も厳しいのはチェルノブイリでも、汚染が最もひどかったゴメル地区のこどもたちである。ベラルーシの子供達の甲状腺癌の総発症数の50%近くがこの地区に集中している。成人の甲状腺癌でもこの地区の発症数が一番高くなっている。0才から18才までの甲状腺癌の年間発症数は1998年には事故前13年間の58倍となっている。

 

甲状腺癌が発症した子供達の大部分は事故の時6才以下で,その半数以上が4才以下であった。ベラルーシの、0-14才までの子供達にみられる発症率は1995年に頂点に達する。速い段階で小児性甲状腺癌は進行が速く他の臓器への転移も速いことが確認された。特に肺では進行が早い。ほとんどの症例は甲状腺乳頭癌と診断された。

 

チェルノブイリのメルトダウンのために、ウクライナでも甲状腺癌発症件数が増加した。チェルノブイリ事故後、110,000人の子供と40,000人の成人の甲状腺内の放射性ヨウ素線量が測定され、癌登録が設置された。子供の甲状腺癌では1993年までに418件が登録された。その情報を地域別にコード化することで放射性ヨウ素との関係が明確になった。

 

M. Fuzikは、幅広く、ベラルーシ,ウクライナ、ロシアでの甲状腺癌の調査を行った。この調査はこれら3地域の癌登録者の数値に基づくものである。これら3地域でのデータは原子炉事故のときに幼少であった人々の発症率が最も高くなっていることを示す。チェルノブイリ(1982-1986)以前に生まれた子供たち、あるいは事故当時生まれたばかり又は1~3才であったこどもたちの方が、事故後(1987-1991)に生まれた子供達よりも甲状腺癌を発症する可能性が高い。

 

子供達が相当被害を受けたという事実は、乳幼児、幼い子供達の甲状腺が放射性ヨウ素の発がん性に対する感受性が高いことを示唆していると考えられる。ベラルーシの子供達の甲状腺癌が早期に転移を起こしていることで、その進行の速さがわかる。

(この部分医学関係者にお尋ねください) In the primary tumor stage pT1 of the TNM classification – only tumor nodule of 10 mm maximum diameter unilaterally in one thyroid lobe – 43% の症例はリンパ腺に見られ、3%の症例では他の臓器に転移進行している。

-48-

Fusikの調査によればチェルノブイリ事故で最も被害を受けたこれらのベラルーシ、ロシア、ウクライナ3領域内で調査された12区域のすべてでは、事故後4-5年の潜伏期をもって0-14才の子供に甲状腺癌が著しく増加した。これらの被害地域は、Vinnitsa, Zhytomir, Cherkassy, Chernigov, Load, Kiev and Kiev City, the Belarussian regions of Gomel and Mogilev, as well as the Russian regions of Bryansk, Kursk, Orjol and Tula. 発症増加数が最も多かったのはゴメル、続いて、Bryansk, Orjol, Kiev city, Kiev, Chernigov, Mogilev, そして Zhytomir と続く。

 

ミンスク保険省のVassili Kazakovによれば、1992年のベラルーシのこどもの甲状腺癌症例数は世界平均の80倍に増加したという。

 

Lengfelderによると、ベラルーシだけで既に、2001年終わりまでにこどもと若い大人の甲状腺癌は1000件を越えた。

 

2004年の報告書で、Okeanovはベラルーシのこどもの甲状腺癌発症率は100倍に増加したと述べている。

 

Okeanovは 甲状腺癌は成人の間でも増加したと指摘した。チェルノブイリ事故以前、ベラルーシの成人の間で甲状腺癌は稀であった。事故後4年経った1990年、甲状腺癌は大きな増加を見せ、世界がこれまでに経験したことのないレベルに達した。1980年、30才以上の成人の甲状腺癌発症率は100,000人に1.24、この指数は、1990年に1.96、そして2000年に5.67に達した。

 

Pavel Bespalchuk2007年に、ベラルーシだけで事故後12,000人が甲状腺癌を発症したと、累計した。

 

Lengfelderは、事故後から時間のたった現在、1986年にヨウ素で被曝した子供達がこれまでにないほどの数、青年期に達し、そして成人になるだろうと指摘している。彼らは癌を発症するリスクを負っている:そして彼らは一生このリスクから免れることができずに、成人そして高齢者のグループへ成長して行く。

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以上は、
http://bit.ly/g20igV
ドイツの核戦争防止国際医師会議のまとめた、事故後25年のチェルノブイリの人体へ及ぼす影響。
p47-p52の抜粋翻訳;医学や原子力専門家のチェックが済んでいません、概要としてご覧下さいとのことですのでよろしくご了解下さい。
http://bit.ly/dFRFEY
↑同原文保存外部サイト
★関連資料★チェルノブイリ事故による死者の数~今中先生。 http://scr.bi/gEz2St
IPPNWの抜粋日本語訳★同原文の他ページが紹介され、日本政府官邸発表と比較。
http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/04/blog-post_17.html

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クリアランス・レベル

2011-05-04 03:14:48
テーマ:ブログ

http://takedanet.com/2011/05/post_4df6.html

中大武田邦彦教授のブログより抜粋

(是非全文ご覧下さい)

こんな当たり前のこと(法律がある場合は、それに触れずに個人的な判断だけを言うのはルール違反)が、福島原発事故では無視されています.

1. 

法律で決まっている「クリアランス・レベル」
原発や放射性廃棄物などで汚れたものは、クリアランス・レベルを下回らないと移動できない。違反すると1年以下の懲役。
線量は1年に20マイクロシーベルトで、1年1ミリの限度の50分の1。文科省所管の法律。
川崎市、愛知県の瓦礫の引き取りは法律違反で市長と知事は懲役1年未満になる可能性がある。


2. 

原発など放射線を発する施設の境界は1年50マイクロシーベルトまで(自主規制)、

3. 

言わずと知れた「一般人1年に1ミリが限度」の法律(数が多い)・・・道路の制限速度のようなもの、

4. 

職業人の「1年に20ミリ」の法律(数が多い)・・・成人男子、職業として、健康診断ありなどの制限のもとで許される。

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