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【社会】

O111食中毒、神奈川でも6人重軽症 焼き肉店社長を聴取

2011年5月4日 01時52分

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 富山、福井の焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」で食事した男児2人が腸管性出血性大腸菌O111に感染して死亡した集団食中毒で、富山県警砺波署捜査本部は3日、同店を運営するフーズ・フォーラス(金沢市)の勘坂康弘社長から任意で事情を聴いた。

 神奈川県内では3日、同チェーンの2店で食事した男女6人が下痢などの症状を訴えていたことが判明。うち19歳女性が意識不明の重体で入院し、5人は軽症。6人ともユッケを注文していた。富山、福井と合わせた患者数は計66人となった。

 勘坂社長によると、事情聴取は30分間ほど、同社で行われた。取引業者のリストや、ユッケ用の生肉を納入した「大和屋商店」(東京都板橋区)とやりとりしたメール内容など複数の資料を富山県警に提出した。

 福井県警も3日、業務上過失致死の疑いで福井南署に捜査本部を設置した。両県の食中毒患者から検出した細菌の遺伝子型が一致しており、富山県警と連携して捜査を進める。

 両県警によると、富山県砺波市の「焼肉酒家えびす砺波店」で4月21日にユッケを食べた男児と、福井市の「焼肉酒家えびす福井渕店」で同月17日にユッケを食べた男児が、食中毒症状を起こして死亡した。

(中日新聞)

 

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