富山県と福井県にある焼き肉チェーン店で食事をした男の子2人が食中毒となり死亡した問題で、福井県警察本部は、業務上過失致死の疑いもあるとして、3日、捜査本部を設置しました。この問題では、富山県警察本部も捜査本部を設置しています。
この問題は、焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の富山県内にある2つの店で、先月、集団食中毒が発生して6歳の男の子が死亡し、福井市内にある同じチェーンの店で食事をした小学校入学前の男の子も食中毒になり死亡したものです。この問題で、福井県警察本部は、店の関係者から任意で事情を聞くなどしてきましたが、業務上過失致死の疑いもあるとして、3日、35人体制で捜査本部を設置しました。死亡した2人の男の子からは、同じ遺伝子の型の病原性大腸菌O-111が検出されていることから、福井県警察本部は、すでに捜査本部を設置している富山県警察本部と連携しながら、店の衛生管理に問題がなかったかや感染ルートなどについて詳しく調べることにしています。