農林水産
宮城の種ガキ 届いた 厚岸、安堵の漁業者
(05/06 15:30)
種ガキが付着したホタテの貝殻を積み込む漁業者=6日午前5時40分、釧路管内厚岸町の厚岸漁港埠頭(小野弘貴撮影)
【厚岸】道内有数の養殖ガキ産地・釧路管内厚岸町に6日早朝、東日本大震災で被災した宮城県から、入荷が懸念されていた種ガキ(稚貝)が届き、漁業者を安堵させた。
宮城県産の種ガキは壊滅的な被害を受けたとも伝えられたが、例年の8割に当たる1万6千連(稚貝を付着させたホタテの貝殻70枚の束で1連)を確保できたという。
6日は10トントラックなど3台で計6千連が厚岸漁港に到着、漁業者120人がそれぞれ軽トラックなどに積み替えて養殖施設へ。津波で養殖ガキの5割が被害を受けた、町内の漁業東海林隆志さん(45)はこの種ガキを2年後に出荷の予定で、「これで再来年分の見通しがついた」とホッとした表情を見せた。
<北海道新聞5月6日夕刊掲載>
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