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 世界のウラン埋蔵量

2007年度における世界のウラン埋蔵量(率%)ランキングです

1 オーストラリア  23
2 カザフスタン  15
3 ロシア  10
4 南アフリカ  8
5 カナダ  8
6 アメリカ  6
7 ブラジル  7
8 ナミビア  5
9 ニジェール  5
10 ウクライナ  4

ウランは世界的に幅広い地域に分散しているのでエネルギーの安定供給上、優れています。

 
 日本のウラン輸入先

2007年における日本のウラン輸入先(率%)ランキングです

1 オーストラリア  33
2 カナダ  27
3 ナミビア  16
4 ニジェール  13
5 アメリカ  7
6 その他  4


豪州は自国に原子力発電所はないが、海外の発電所向けにウランを輸出しています。

豪州は埋蔵量で世界のトップですが、生産量ではカナダに次ぐ第2位。これは国の消極的な原子力政策によります。

 
 ウランの未知なる埋蔵量

モンゴルのウラン確認埋蔵量は約6万トンと世界15位ですが、未確認埋蔵量は世界1位の約139万トンと言われています。

それも旧ソ連時代での調査に基づいていて、もしかすると現在の技術で調査すると、さらに多くの埋蔵量が期待できるかもしれないといいます。


08年2月、中国の地質学的調査により、このほど新疆ウイグル自治区の伊犁地区で、
特大規模のウラン鉱床が発見されました。埋蔵量は数万トンに上るとみられます。 中国では、最大の発見です。

 北朝鮮には、タングステンに代表される希少金属(レアメタル)資源が豊富に埋蔵しています。


そして現在、北朝鮮のウラン埋蔵量は400万トンと、
潜在的には世界最大との説が米、中、露の専門家の間では有力です。

05年から08年にかけての4年でウラン価格は2倍に上がったのです。



 
 供給不足

世界の原子力発電所で消費されるウランは2006年のウラン需要約6万5,000トンに対して、天然ウラン産出量は約60%にあたる約4万トンであり、残り2万5,000トンはウランの2次供給によって賄われています。

2次供給源には

1 90年代ウラン低価格時代に積上げた民間在庫の取り崩し
2 ロシアの解体核兵器からのウラン供給
3 軽水炉使用済み燃料のリサイクル燃料

これらの豊富な2次ウラン供給により、現在のウラン需給は均衡しています。
しかし、2次供給は必ずしも持続的なものではありません。特にロシアの
解体核兵器からのウラン供給は2013年に終了する可能性があり、民間在庫取り崩し量の減少を考慮しなければなりません。

一方、中国やインドを中心に原発増設計画があり、今後ウラン需要は
大幅に増加すると考えられます。

そのため2015年ごろには深刻なウラン供給不足が発生する可能性があります。ですから今後天然ウラン生産量を増やし、燃料再利用も含め、新しいエネルギー開発も急がねばなりません。

 


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