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20代男性も入院 4月17日に福井渕店で食事
(2011年5月5日午後6時47分)
焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の福井、富山両県の店舗でユッケを食べた4人が死亡した食中毒で、死亡した県内の男児と同じ4月17日に福井渕店でユッケを食べた20代男性が、下痢や腹痛の症状が出て入院していることが5日分かった。男性から腸管出血性大腸菌は検出しておらず、県は「食中毒の可能性があるが断定はできない」としている。
県医薬食品・衛生課によると、男性は20日に下痢や腹痛の症状を訴え翌21日に入院した。現在は回復傾向にあるという。男性は17日に別の1人と2人で福井渕店で食事をした。2人ともユッケを食べたがもう1人に症状は出ていない。
県には5日、この男性を含め5グループ15人の相談が寄せられ、うち5人が下痢や腹痛の症状を訴えた。いずれも腸管出血性大腸菌の検出は確認されておらず回復または回復傾向にあるという。全員、17〜24日に県内3店舗で食事をしうち8人がユッケを食べたとしている。一方、死亡した男児と同じ17日に福井渕店でユッケを食べ入院している別グループの10代女性は回復傾向にあるという。(同日午後5時現在)。
県は6日以降、県内に約380ある焼肉店すべてに立ち入り指導を行う予定。腸管出血性大腸菌の潜伏期間は2〜14日程度。3〜5日で下痢や腹痛の症状が出ることが多い。県は県内6カ所の健康福祉センターで相談を受け付けている。