6日午前1時半ごろ、福岡県福津市光陽台1丁目の中堅ゼネコン社員の男性(59)方から「パンパンと数回音がして、玄関ガラスが割れた」と110番があった。室内には男性と家族の計4人がいたが、けが人はいなかった。県警は銃刀法違反(発射)などの疑いで捜査。拳銃を使う手口などから暴力団による発砲事件とみて、工事をめぐるトラブルがなかったかなどを調べている。
県警の調べでは、男性宅は玄関ガラスが割れ、室内の壁などに5、6発の弾痕があり、銃弾も発見された。薬きょうが見つかっていないことから、回転式拳銃が使われたとみられるという。
県警によると、男性は同社九州支店で複数の工事現場監督を担当。男性と同支店は「(撃たれるような)心当たりはない」と話している。同社をめぐっては今年2月、同社が施工する同県久留米市内の病院建設現場など2カ所で、大型クレーンなどを焼く連続不審火が起きている。
男性宅の近くに住む女性は「午前1時半ぐらいにパンパンと乾いた音がした直後に、バイクが走り去る音も聞いた」と話した。
現場はJR鹿児島線沿いの住宅街で、西約300メートルには福津市役所福間庁舎がある。6日朝、現場近くの福間南小学校では正門に警察官が立って児童の登校を見守った。
同県では今年に入り計5件の発砲事件が発生。北九州と飯塚市、川崎町で2月、建設会社の事務所や会長宅などが銃撃され、3月には久留米市で暴力団関係者の車が銃撃された。また、佐賀県伊万里市では4月、病院駐車場で暴力団関係者2人が撃たれて死傷した。
=2011/05/06付 西日本新聞夕刊=