弊社サイトは絵本の書評が豊富ですが、“夏の雨”さんは『雨の降る日は考える日にしよう 』の書評の中で「大人こそ絵本を」という著者の柳田邦男さんの言葉に賛同されています。「絵本は母親の手に似ています。どこかほっとさせ、勇気づけてくれるぬくもり。大人にだって、そんな手のぬくもりが必要な時があります」。いやあ、本当にそうですね。良質な絵本は、強いメッセージが平明で柔らかい表現で
描かれています。大人の人生指南書としても使えるものだと思います。
“夏の雨”さんは『ようこそ、絵本館へ』の書評の中で、「人生の半ばを過ぎて、絵本の魅力にはまっている」と書かれていましたが、そういう人はもっと増えていいのではないでしょうか。この本には
“サムシングブルー”さんからも書評をいただいています。「これからも絵本を再読するたびに、そのとき感じた気づきはさらに大切なものへとなっていくことでしょう」と書いておられますが、大人になってからの「気づき」は幼少の頃よりも更に複雑で重い意味を人生に及ぼすことになるような気が致します。そう言えば、
“うっちー”さんは「書評の鉄人列伝」のコメントで「電車で、児童書を読む私のとなりで、どこかの小学生の男の子が大人の文庫本を読んでいました。本と顔を見比べて、お互いに思わずニヤリ」と綴っておられましたね。自分を育てるための絵本の読書。その輪がもっともっと広がるといいと思います。
★書評の鉄人“まざあぐうす”さんが著書を刊行されました。
『お月さん、とんでるね』
★書評の鉄人“Living Yellow”さんが訳書を刊行されました。
『自信をはぐくむ』
★書評の鉄人“浦辺 登”さんが著書を刊行されました。
『霊園から見た近代日本』
★書評の鉄人“ホキー”さんが共著者として参加されています。
『教師になるには 2012年度版』
★書評の鉄人“みどりのひかり”さんが著書を刊行されました。
『般若心経物語』
<2011.5.6 オンライン書店ビーケーワン販売部 辻和人>