記事入力 : 2011/05/06 07:34:39
独島:韓国の教科書に記述の誤り
中学2種類、高校7種類で要修正
独島の地名・位置情報に誤り
日本で独島(日本名:竹島)について歪曲(わいきょく)された内容を掲載した中学校教科書が検定を通過し物議を醸している中、韓国で検定に合格した中学・高校用教科書にも、独島に関する地理情報上の誤りがあることが判明し、韓国政府が修正に乗り出した。
教育科学技術部(省に相当)は5日、独島に関する記述に誤りがある中学校教科書2種類と高校教科書7種類、計9種類について、来年から修正することにしたと発表した。修正される教科書は「社会科付図」4種類と「社会」3種類、「韓国史」1種類、「国語」1種類。
これらのうち5種類は、独島の地名として「大韓峰」「日出峰」「チョッ島」など公式的なものではない地名を記述したり「オットセイ岩」「タンク岩」「三兄弟穴」といった古い地名を表記していた。
これらの地名は、韓国政府が中央地名委員会の審議・議決を経て2006年に公示した独島や付属の島々の標準地名22個には含まれていない。
また、東島(日本名:女島)の経度座標が標準現況で公示されている東経131度52分10.4秒ではないなど、位置情報が間違っている教科書が2種類、島の面積が間違っている教科書が2種類あった。
今回の修正は、市民団体「独島守護隊」が先月「教科書に掲載されている独島の地理情報の中に間違っている部分がある」とし、問題を指摘したことに伴うもの。
また教育科学技術部は、韓国保健社会研究院が「一部の社会科の教科書で、保健医療・福祉分野にミスがある」と指摘した中学校教科書3種類、高校教科書1種類についても修正することとした。
兪碩在(ユ・ソクチェ)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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