野球:海外組が「寒流」に
朴賛浩はまたも敗戦投手
イ・スンヨプは代打で凡退
秋信守は逮捕時の映像公開
韓国野球を代表する海外組のスター選手たちにとって、受難の日々が続いている。日本のオリックス・バファローズに所属する朴賛浩(パク・チャンホ)は5日の日ハム戦で先発登板したが、5回を投げて5失点で降板し、負け投手となった。結果は被安打7、四死球3、被本塁打1で、今シーズン3敗目だ。朴賛浩と同じくオリックスに所属するイ・スンヨプやロッテの金泰均(キム・テギュン)は先発から外された。米メジャーリーグのクリーブランド・インディアンズに所属する秋信守(チュ・シンス)は、飲酒運転で逮捕された後に出場した2試合で、いずれもノーヒットに終わった。しかも逮捕時の映像まで公開され、ファンを大きく失望させた。
■朴賛浩はストレートに問題
朴賛浩は5日の試合で変化球とストレートの割合を7対3ほどに織り交ぜた。しかし制球が不安定で、落差の不十分なゆるい変化球はすべて真ん中に集まり、ことごとく打たれた。1回に稲葉に打たれた先制のタイムリーは時速131キロのチェンジアップで、4回にホフパワーに打たれた2点本塁打も125キロのチェンジアップだった。ホームプレート近くでボールが曲がりきらないため、打者にとってはちょうど打ちやすいコースに入ってくるのだ。5回には決め球のスライダーまで完全に狙われ、さらに2点を失った。
朴賛浩はストレートのスピードが時速140キロ台後半にまで上がらなければ、今後も変化球中心のピッチングを組立てざるを得ず、この点が大きな課題とされる。朴賛浩は現在、ストレートの球速が130キロ台後半にとどまっている。
■不振にあえぐイ・スンヨプ
1割台の打率を記録しているイ・スンヨプだが、岡田監督は4月に行われたほぼすべての試合で先発に起用した。しかし4日と5日の試合ではイ・スンヨプを先発から外した。いずれも相手の先発が左投手というのが表面的な理由だ。イ・スンヨプは5日の試合で0-7とリードを許した9回裏、日ハムが右の谷元をマウンドに送ると、代打として打席に立った。しかし外角ストレートに手も足も出ず、三振に切って取られた。
金泰均は4月26日の試合で左手にデッドボールを受けて負傷し、4日と5日の2試合は欠場した。
■大恥をかいた秋信守
秋信守は5日、オークランド・アスレチックスとの試合で2打数ノーヒット2四球に終わった。飲酒運転で逮捕されて以降は2試合連続でノーヒットだ。また5日には警察に逮捕された当時の映像まで公開され、ファンを大きく失望させた。動画の中で、秋信守は複数のアルコール検査を受ける後、警察官に「どうか見逃してほしい」「韓国に戻ったら人生は終りだ。もう二度とここには戻れない」「あなたの要求は何でも聞いてやる」などと話していた。
姜鎬哲(カン・ホチョル)記者