横浜Ｍ・木村監督　首位獲り宣言

　横浜Ｍの木村監督が５日、次節の福岡戦（７日）での首位獲りを宣言した。横浜Ｍの首位は前日本代表監督の岡田監督が指揮を執っていた２００６年３月２４日以来、実に１８７０日ぶりとなる。

　「まあ、これからは暫定がつくのは仕方ないか。まあ、３位より首位の方がええに決まってる。いいサッカーして勝てればいいの〜」

　５日の練習が終わると、木村監督は余裕の笑みを見せながら首位への意欲を見せた。Ｊ再開となった鹿島戦から「負ける気がしない」という指揮官の予想通り２勝１分けのハイペースで、今季はまだ負けがない。次節の福岡戦で勝てば、首位の仙台、２位の柏が負けるか引き分ければ首位が現実になる。

　相手の福岡はまだ勝ち点のない状況だが、「確かにこういう相手はやりにくい。内容はそう悪くないから、まだ信念持ってやってるしな。でも、勝ち点はウチとやってからにしてほしいの〜」とニヤニヤ。浦和戦ではＦＷ渡辺、大黒が待望の今季初ゴールを挙げ、危機感を持ったＦＷ小野は連日の居残り練習とチーム内の競争もいい材料。鉄壁の守りから横浜Ｍは首位を狙う。　（荒川敬則）